アルゼンチン出身マルチ・リード奏者、ハビエル・ジロットマリガン&ピアソラの『Tango Nuevo』をカヴァー!ジロット独自の解釈により不屈の名作がよみがえる!アルゼンチン出身マルチ・リード奏者、ハビエル・ジロットのACTデビュー作!ラルフ・タウナーとの共演や、バンド"Aires Tango"での活動などで知られるベテランで、今作はタイトルの通り、アストル・ピアソラとジェリー・マリガンによる、世界的に大ヒットした不屈の名作『Tango Nuevo』『(Summit』としても知られる)をジロットが再考するもの。そのためジロットはバリトン・サックスに徹している。アルゼンチンのタンゴは、ジャズのように時代と共に発展したが、その発展にピアソラの存在は不可欠であった。そんなピアソラがタンゴとジャズを親密なものにした重要作品である『Tango Nuevo』をセールス的に大成功させる一端を担っていたのが、リリース当時(1975年)Atlantic Recordsにいた、ACT創設者であるシギ・ロッホだった。その40年後、新しい音楽とインスピレーションを求めてアルゼンチンを旅したロッホは、個人的に重要なままであった『Tango Nuevo』を再考するという彼の長年の願望を呼び戻されたという。ジロットは10歳のときに初めて『Tango Nuevo』を聴き、それが彼の音楽人生における重要な経験になったという。しかしながら、500曲以上のオリジナル楽曲を持つジロットは、このアルバムの曲を演奏したことが一度もなかった。そこで、彼にとってなじみ深いこの作品を解釈し、今日の聴衆に再び聴く機会を与えるという課題に挑戦することにしたとのこと。本作はバリトン・サックスに、バンドネオン、ピアノのトリオ編成。選曲もほとんど『Tango Nuevo』に収録された曲で、全編通して原作へのリスペクトが伺える。また、ただのカヴァーにはならず、クールな印象のあるマリガンもこちらの原作では情熱的な演奏をする箇所もあるが、ジロットはそれを更に拡張し熱くブロウしたり低音でのベースやリズムを強調するなど、ジロット独自の解釈も表現されている。ACT創設者シギ・ロッホの特別な想いとハビエル・ジロットの音楽的原点を振り返る想いが詰まった愛に溢れるカヴァー作品!
発売・販売元 提供資料(2019/01/18)