これは自分たちの魂を込めて作り上げた演奏であり録音なのだ。――パーヴォ・ヤルヴィパリ管との最大・最重要の遺産にして、シベリウス演奏史上に大きな里程標を打ち立てる全集、輸入盤で登場。
2018年10月にハイブリッド盤で世界に先駆けてに日本でリリースされ、「驚くべき演奏の誕生である。ところどころでバーンと突出、浮上する木管や金管の妙技はパリ管そのものであり、ヴィルトゥオージティー(名技性)の側面からみても、シベリウス演奏の新たな地平を切り開いた演奏」(池田卓夫氏)、「初めてシベリウスを聴く入門者にも十分に楽しめる演奏でありながら、難所や解釈上のツボまで知り尽くしたマニアにも発見の多い、いかにも業師パーヴォらしい全集」(レコード芸術誌、金子建志氏)など絶賛を受け、「レコード芸術」誌特選盤に輝くなど、高い評価を得ているパーヴォ・ヤルヴィとパリ管弦楽団による「シベリウス:交響曲全集」のヨーロッパ・プレスの通常CDによるインターナショナル盤の登場です。
1985年、指揮者としてのデビュー演奏会で交響曲第1番を取り上げて以来、30年以上にわたり、シベリウスの7曲の交響曲はパーヴォ・ヤルヴィにとって最重要のレパートリー。N響とも2017年2月の第2番の熱演を成し遂げ、2018年には「4つの伝説曲」や「クッレルヴォ」を取り上げるなど、パーヴォならではの独自の演奏解釈に日本で接する機会も増えています。しかし録音に関しては非常に慎重で、「クッレルヴォ」や「4つの伝説曲」のほか、珍しい「カンタータ集」などはあったものの、交響曲に関しては、シンシナティ時代の2001年に第2番を録音していたのみでした。
パーヴォが自分にとってこの最も大切な音楽を録音することを決意し、相手に選んだのは何とフランスの名門、パリ管弦楽団。「私はシベリウスの演奏伝統など信じない。パリ管にはそうした伝統がないからこそ、作品をありのままに捉えその深奥に偏見なく迫れる」と自ら熱く語るように、パリ管はシベリウスの独創的かつ個性的な音楽語法を見事に咀嚼し、持ち前の豊麗かつ深みのある美しいサウンドで、新たな作品像を描き出しています。2010~16年のパーヴォのパリ管音楽監督時代の最大・最重要の遺産であり、パリ管のみならず、フランスのオーケストラによるシベリウス全集の録音はこれが初めて。パーヴォは2015年、パリ管とのシベリウス演奏の功績を高く評価され、シベリウス・メダルを受賞しています。(1/2)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2018/12/07)
パーヴォ・ヤルヴィ自身もこのシベリウス交響曲全集について、次のようにライナーノーツに書いています。『パリ管弦楽団の音楽監督を引き受ける決心をした時、私がこのオーケストラに紹介できる新しいレパートリーは何か、ここの音楽家たちの興味を惹くのはどんな音楽なのか、といろいろと頭を巡らせてみたーーこれまでとは一線を画し、オーケストラの核となるレパートリーを豊かにする作品とは何だろう、と。パリ管弦楽団は世界有数のオーケストラとして、主要なレパートリーは全て演奏してきているが、北欧音楽、とりわけシベリウスはそれまであまり取り上げられることがないままだった。この点を鑑みて、シベリウスの音楽こそが、パリ管弦楽団との演奏・録音プロジェクトとして相応しいと確信した私は、私たちの音楽活動の中心の一つに据えることにした。パリ管弦楽団の音楽家たちは、このシベリウス交響曲全曲演奏と録音を通じて、音楽を直感的に理解し、反応してくれた。そして彼らのシベリウスの音楽への関わり方、一つ一つの音符へのこだわりは、押し付けられたものではなく、内側から発する有機的なものだった。これはまさに私が期待した通りだった。パリ管弦楽団の音楽作りは、全く自然なものだった。』(ライナーノーツより)
■ライナーノーツ:パーヴォ・ヤルヴィ(英・仏・独語)、ヴォルフガング・シュテーア(英・仏・独語)(国内盤解説書に掲載されていたパーヴォ・ヤルヴィのシベリウス交響曲演奏記録、パリ管弦楽団とのシベリウス作品演奏記録、パリ管弦楽団音楽監督時代の演奏レパートリー・リストは海外盤のブックレットには収録されません。)(2/2)
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発売・販売元 提供資料(2018/12/07)