ブルースやサザンロックからオルタナティブロックまで幅広い音楽性と圧倒的な演奏力と楽曲クオリティ、そしてブルージーでありソウルフルかつ繊細な田中和将のボーカルが日本のロックシーンにおいて唯一無二の存在感を放ち続けている"GRAPEVINE"。16枚目となるオリジナルアルバムのタイトルは『ALL THE LIGHT』。本作には、デビューアルバム『退屈の花』や、代表曲「Everyman, everywhere」にキーボド・編曲で参加したホッピー神山氏をプロデューサーとして起用。これまでの固定観念にとらわれず、自由に、そして"今"に寄り添った作品づくりをもとに、全10曲の新曲が生まれた。20周年という節目を超え、これまでにない挑戦的な楽曲たちも多く収録するなど、GRAPEVINEが新次元に突入したことを表す作品となっている。 (C)RS
JMD(2018/12/26)
約1年半ぶりのアルバムリリースとなる本作には、デビュー・アルバム『退屈の花』や、ライブでの代表曲"Everyman, everywhere"にキーボディスト・編曲で参加したこともあるホッピー神山がプロデューサーとして参加。固定観念にとらわれず、自由に、<今>に寄り添った作品づくりを経て、全10曲の新曲が生まれた。20周年という節目の時期を超え、GRAPEVINEが新次元に突入したことを表す作品となっている。
発売・販売元 提供資料(2018/12/19)
ファーストにも参加していたホッピー神山をデビュー20周年を経て発表されるアルバムに起用とあって、〈原点回帰?〉と思わせつつ、やはりそうはいかないのがこのバンドらしいところだ。意表を突いたクワイアに始まり、好奇心の赴くままにサウンドを塗り重ねたようなラジカルな仕上がりの楽曲がズラリ。そのうえで、ラストの"すべてのありふれた光"の歌詞が名曲"光について"とリンクするところが泣ける。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.424(2019年2月25日発行号)掲載)
コーラスを幾重にも重ねた冒頭の"開花"から始まり、大胆にホーン・セクションを取り入れたリード曲"Alright"、タブラなどエスニックなテイストをまぶした"ミチバシリ"など、いつになく実験精神が現れ表現の幅が広がったのはプロデューサー・ホッピー神山の手腕も大きいと思われる。しかしGRAPEVINEがすごいのは、どれだけ実験しても楽曲はブレないこと。2018年デビュー20周年を迎えたモンスター・バンドが〈変化〉と〈不変〉の両方をもって、今なお成長途中であることを提示してくれている。 (C)酒井優考
タワーレコード(Mikiki(2019年2月5日)掲載)