即興性と実験性を忍ばせたポップスが突き抜ける。
即興音楽を軸に活動していた黒澤勇人を中心に結成された毛玉の3rdアルバム。歌ものでありながらも即興性、実験性を忍ばせた毛玉のサウンドは、ふんわり優しく寄り添い、ときにドキリとさせる。更なるポップスの領域に踏み込んだ意欲作。
(C)新宿店:寺本 将己
タワーレコード(2019/01/18)
蓮沼執太やクチロロらを輩出する、HEADZ内レーベル<WEATHER>より、うたものバンド、毛玉の3rdアルバムが発売決定!彼ら特有のささやかで感傷的なメロディ・歌詞はそのままに、シティ・ポップもポスト・ロックもブラジル音楽をも緩やかに内包し、更なるポップスの領域に踏み込んだサウンドとなっています。表題曲「まちのあかり」では「その他の短編ズ」をフィーチャーし、毛玉のサウンドをバックに女子ラップがのるという新境地もみせています。 (C)RS
JMD(2018/12/19)
実験/即興音楽を背景に持つHEADZ発の歌ものバンドによる3作目。ジャズやボサノヴァのマナーを用いつつ、構築的なリズム・アレンジと大胆なギターワークを組み合わせたアヴァン・ポップはさらなる高みへと到達し、その他の短編ズをフィーチャーしたタイトル曲に象徴される、軽やかさと切実さが同居した都市生活者のセンチメントがグッと来る。吉田ヨウヘイgroupとザ・なつやすみバンドの間にスッと挿み込みたい。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.422(2019年1月25日発行号)掲載)