00年代HIP HOP界最重要プロデューサーらしい豪華絢爛オールスターアルバム。
自身名義のアルバムとしては実に11年ぶりということも大物存在感全開ですが、リル・ウェインからNASからケンドリック・ラマーまで新旧織り交ぜたスター達が次から次へと登場。リル・ウェイン参加のリード曲“Pistol On My Side (P.O.M.S)”には鍵盤で奥様アリシア・キーズまで参加ととにかく豪華すぎる。
(C)津田沼店:吉原 裕也
タワーレコード(2019/01/04)
00年代最重要プロデューサー=Swizz Beatz(スウィズ・ビーツ) 約11年ぶりとなる待望の新スタジオ・アルバム『POISON』
90年代後半からシンセサイザーを大胆に使用したバウンス・ビートでDMX、Lox、Eveらを擁する〈Ruff Ryders〉クルーのプロデューサーとして多数のヒットを連発、その後もJay-ZやBeyonce、Alicia Key、Kanye West、Drakeなど大物のヒット曲などを手がけ、Pharrell Williams、Timberland、Just Blaze等と並び00年代を代表するプロデューサーと称されるSwizz Beatz(スウィズ・ビーツ)。2002年に、初めてのソロ名義コンピレーション・アルバム『Swizz Beatzpresents G.H.E.T.T.O. Stories』を発表。2004年にはT.I.のヒット曲「Bring 'Em Out」をはじめ数々のアーティストの楽曲をプロデュース。自らのレーベル〈Full Surface〉ではCassidyやMashondaなどをブレイクに導いた。2007年にはラッパーとして初のデビュー・アルバム『One Man BandMan』を発表、全米HIP HOP/R&Bアルバム・チャート1位を獲得した。2010年にはAlicia Keysとの婚約を発表し、翌2011年にはJay-Zに提供した「On To The Next One」で初のグラミー賞も受賞している。今作は前作から約11年ぶりのスタジオ・アルバムとなり、2001年に発表されたG. Depのヒットシングル「Special Delivery」をサンプリングした「Pistol On My Side (P.O.M.S) ft. Lil Wayne」、French Montanaを迎え、アッパーなホーンの音色が身体を揺らす「SWIZZMONTANA」など注目シングルに加え、Nas、Kendrick Lamar、2 Chainz、Young Thug、Pusha T、Jadakiss、Styles P、Jim Jonesなど新旧豪華アーティストを多数集結させた注目の1作だ。00年代最重要プロデューサー=Swizz Beatzらしさが十二分に発揮されたバウンス・ビートとマイク・パフォーマンスに是非注目してほしい。
発売・販売元 提供資料(2018/11/09)
シーン屈指のプロデューサーが久々に放った新作は、世代やスタイルもバラバラの多様なラッパー勢が各曲に客演。ラフ・ライダースの盟友でもあるジェイダキス、スタイルズPにケンドリック・ラマーも加えたコラボや、同じ時代を生き抜いてきたリル・ウェインとの共演など聴きどころ多数で、特にフレンチ・モンタナとの"SwizzMontana"でのハジけまくったギラつきっぷりがハンパない。
bounce (C)Masso 187um
タワーレコード(vol.422(2018年12月25日発行号)掲載)