「イエスタデイ・ワンス・モア」「青春の輝き」「遙かなる影」「スーパースター」「トップ・オブ・ザ・ワールド」など、カーペンターズの代表曲の数々をリチャード・カーペンター自らが再アレンジ。英国の名門、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による流麗なオーケストラ・サウンドを得て、あの名曲がさらにふくよかに、さらにエレガントに生まれ変わりました!オリジナル当時は予算の関係もあって、必ずしも満足いくレコーディングとはならなかったというリチャード。今回はそうした制約も無く、70人を超えるオーケストラという強力な援軍を手に入れた彼が、"本当に作りたかったサウンド"を実現した作品集です。ところどころに挟みこまれるインストゥルメンタル・セクションを含め、アルバム全体が一つの組曲の如く流れる見事な構成は、デビュー当初からトータルな作品作りに並々ならぬ情熱を見せるリチャードの面目躍如たるもの。もちろん、楽曲がリミックスされたことによって瑞々しさを増した、カレン・カーペンターの類のないヴォーカルも大きな聴きどころの一つです。
日本盤にはボーナス・トラックとして、代表曲「プリーズ・ミスター・ポストマン」(全米1位)を追加収録。カーペンターズが"新作"を発表するのは、2001年の未発表音源集『レインボウ・コネクション~アズ・タイム・ゴーズ・バイ』から実に17年ぶり。2019年デビュー50周年を迎える彼らからの、これ以上ない素敵な贈り物です。日本盤のみSHM-CD仕様。解説・歌詞対訳付。
発売・販売元 提供資料(2018/12/11)
「イエスタデイ・ワンス・モア」「青春の輝き」「遙かなる影」「スーパースター」「トップ・オブ・ザ・ワールド」など、カーペンターズの代表曲の数々をリチャード・カーペンター自らが再アレンジ。英国の名門、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による流麗なオーケストラ・サウンドを得て、あの名曲がさらにふくよかに、さらにエレガントに生まれ変わりました! (C)RS
JMD(2018/11/06)
往年のスターとロイヤル・フィルとの疑似コラボが注目を集めているが、リチャード・カーペンター自身が全編の編曲と指揮を執った本作は、それらの企画盤とは一線を画している。ストリングスとの相性を考慮した選曲や、カレンの歌声の魅力を最大限に活かしたリアレンジに加え、オリジナル録音時の不満点を最新技術によって修復するなど、徹底した職人的こだわりから生まれた珠玉の〈ニュー・アルバム〉だ。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.422(2018年12月25日発行号)掲載)
いつまでも聴いていたい、そんな気分になる音楽は誰にもあるだろうし、あってほしいと思う。そんな音楽といつ出会うのか、どんな風に出会うのかは人ぞれぞれ。だけど年をとればとるほど、レコードの溝同様にそんな気持ちは摩耗し、あれほど身近に感じていた音楽はいつのまにか、記憶にかかった霧の向こう側。1970年代にカーペンターズの音楽がかつて多くの人たちにとってそんな存在であったことは想像に難くない。カレンの声といくつかのオリジナルトラックを聴きながら、兄のリチャードがオーケストラとリメイクしたというこの新譜がふたたび、音楽への愛情を灯すきっかけになりますように!
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.137(2018年12月10日発行号)掲載)