ホセ・パディーヤと並ぶバレアリックの重鎮マーク・バロット待望の新アルバムが、トッド・テリエらを発掘したドイツの目利きプロデューサー、ゲルト・ヤンソン主宰の脱フロア向け新レーベル「ランニング・バック・インカンテーションズ」からリリースに。前作同様ユルめの秘境ムードがベースにありつつも、ハードウェア多めで微妙にエレクトリック&フィジカルな出音が電気風呂のごとく快楽中枢ダイレクト!マーク・バロットは、元フューチャー・ループ・ファウンデーション、90年代半ばからドラムン、トリップホップや4つ打ちの垣根を越えノマドな音の旅を続けてきたUKクラブ・シーンの生き証人。ワープ・レーベルのお膝元である英シェフィールドの出身で、ウルグアイを経由して現在はスペインのイビサを拠点に活動している。自身のレーベル「インターナショナル・フィール」からリリースし多方面で喝采を浴びた『Sketches From An Island』に続く、本人いわく「テクノ・アルバムだ」という注目の新アルバムが完成。
イビサの風を運ぶ哀愁のメロディに悶絶、80年代初頭のパット・メセニーみたいなうねるシンセに高揚し、脱力感のあるチープなリズム・ボックスやトロピカルな鳥のさえずりにホッコリ。前作同様、ユルめの秘境ムードがベースにありつつも、何気にハードウェア使い多めでエレクトリック&フィジカルな出音を打ち出し新機軸を開拓。緩音とゴツめな感触の絶妙なバランスが新しくて最高にフレッシュ!トッド・テリエやマーク・Eを発掘したジャーマン・シーン屈指の目利きプロデューサー、ゲルト・ヤンソンが「マイク・オールドフィールドを目指して」新たに立ち上げた脱フロア指向のレーベル「ランニング・バック・インカンテーションズ」からのリリース。ホセ・パディーヤ、ミックスマスターモリス、オーブ、ララージ、ジジ・マシン、スザンヌ・クラフト、ミュージック・フロム・メモリー、ペペ・カリフォルニア、CFCFやヤング・ギャラクシーのファンまで、クラブ/インディの垣根を越え幅広くレコメン!
発売・販売元 提供資料(2018/12/03)
バレアリックのその先へ……インターナショナル・フィールを率いるマーク・バロットが新作をリリース。イビザを拠点にしているだけあって、これまでの作風はユートピアを想起させる極楽浄土的なサウンドでしたが、今回はシンセを多用していて、音色や使い方がテクノっぽい。新たなチルアウト方向で、ビートの刺激もイイ塩梅。マニュエル・ゲッチングのニュー・エイジ感覚にも通じる、この新展開は気になります。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.422(2018年12月25日発行号)掲載)