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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2018年10月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | みすず書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784622087526 |
| ページ数 | 256 |
| 判型 | 四六 |
構成数 : 1枚
プレリュード
第一章 身体と心
第二章 ピアノの音を聴く
第三章 ピアノという楽器と、その欠陥
第四章 音楽学校とコンクール
第五章 コンサート
第六章 レコーディング
第七章 演奏スタイルと音楽様式
ポストリュード
ローゼン・ノート――ピアニストとしてのローゼン(海藤隆吉)
訳者あとがき
ローゼン・ディスコグラフィ
索引
万能でパワフル、しかしもっとも誤解されているピアノという楽器。
ピアノの音はどこで作られるのか。指は細長いのが理想? 和音はなぜ人を感動させるのか。ベートーヴェンはピアノを使わずに作曲し、モーツァルトはピアノに頼りそれを恥じていた。優れた調律師は優れたピアニストより少ない。コンサート会場の聴衆の咳は何を意味するか。レコーディングで「切り貼り」を目立たなくするコツ。――軽妙なタッチの逸話でローゼンが語るのは、ピアノが19世紀のクラシック音楽を牽引し、そして衰退していった物語だ。
世界的なコンサート・ピアニスト=西洋音楽史と文学に詳しい理論家が、80歳を目前にしてその経験と知恵を結集した、味わい深く痛快なエッセイ。ここにはピアノ演奏の苦しみと歓びが、演奏家、定年でピアノを始めた人、CDでもっぱら聴く人、みんなのために書かれている。

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