実はバッドフィンガーの最高傑作です。
諸問題で、セールスが伸びなかった実質上のラスト作。けれどもプロデュースを手掛けたクリス・トーマスも賞賛したかなりの力作で、個人的にも彼らの最高傑作だと思っています。いつになくハードに迫る(1)、サディスティック・ミカ・バンドのミカによる日本語のつぶやきが印象的な後期を代表する名曲(4)、ピート・ハムらしい(5)なども抜群に良いが、実はほとんど語られることのない(7)が隠れた超絶品。今回の再発は最新リマスター&ボートラ9曲追加された決定版なので、この機会にぜひ再評価を望みたい名品。
(C)渋谷店:岩下 好則
タワーレコード(2019/01/04)
英国パワー・ポップを代表するバッドフィンガーのWARNER時代の作品をリイシュー。本作は前作に引き続きCHRIS THOMASのプロデュースによる74年WARNER移籍第2弾アルバム。バンド/レーベル共にマネージャーとの金銭的確執がほとんどピークに達した時期でもあり、本作の発表後ほどなくして JOEY MOLLANDの脱退、PETE HAMの自殺など大きなトラブルが立て続き、オリジナル・メンバーでは最後のスタジオ・アルバムとなりました。タイトでノリのいいパワー・ポップ名曲「JUST A CHANCE」、カントリー・ライクな「YOU'RE SO FINE」、話題となったサディスティック・ミカ・バンドのミカの朗読で始まる名曲「KNOW ONE KNOWS」などなど、PETE HAM、TOM EVANS、MIKE GIBBINS、JOEY MOLLANDとバンドのソングライター4人全員が作曲に関わりながら、BADFINGERらしいソリッドでクリアなブギーとタイムレスな良質なメロディで BADFINGER版『ABBEY ROAD』とも評されるハードでポップなバンドらしさが存分に引き出された名品。 (C)RS
JMD(2018/10/13)