2016年11月に発表されたOlive OilとMiles Wordのジョイントアルバム『Word Of Words』。福岡と藤沢、音楽が繋げた数奇な出会いは、このアルバムを聞けば必然であった事は疑いの余地が無かった。あれから2年、Olive Oilは全国でのLIVEは勿論、5lackやWapperとのジョイントアルバムなど、止まらずに楽曲を世に送り出し、Miles Wordは仙人掌、I-DeAのアルバム他、ソロ、そしてSHEEF THE 3RDとのBLAHRMYとして、LIVE、客演などでその存在感を高めてきた。そんな、前作発表時よりも更に進化した2人が帰って来た!先行シングル的に夏にMVが解禁、7インチで限定発売された、哀愁あるホーンと変則的なドラムが鳴り響くビートと、三拍子すらも、江ノ島の波の如くさらりと乗りこなすラップが極上だった「Sunny」をはじめ、前作を経た事でよりぶつかりながら融合するビートとライムは極上。いまだにある場所に安住せずに数々の挑戦と実験を繰り返して進み続ける2人の新たな挑戦であり提示だ、しかと受け止めて欲しい。 (C)RS
JMD(2018/11/02)
新たなユニット名の下、Miles Word(BLAHRMY)とOlive Oilがふたたびアルバムを制作。ブームバップ然とした従来のMiles像にとどまらぬ表情豊かなビートは今回も既定路線で、破綻しそうでしないネタ使いの妙や塩辛いフロウ、DLiP勢とのリミックスには各々のファンも納得のはず。リズムを解放して綴る"Freejazzz"からタイトにキメる"Sunny"と続くジャズ色の濃い2曲は、まるで生楽器とのセッションかのよう。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.421(2018年11月25日発行号)掲載)