イーストロンドン出身R&Bシンガー、ネイオの2nd。
ディスクロージャーの全英1位獲得アルバム『カラカル』(2015年)へのゲスト参加で一気にシーンで注目を集め、2016年 <BBC Sound of 2016>で 3位に選出されたネイオの2ndアルバム発売。存在感のあるヴェルヴェット・ヴォイスと<ネオ・ソウル/オルタナティヴR&Bサウンド>が心地良い新たな名盤の誕生。
(C)仙台パルコ店:平野 誉幸
タワーレコード(2018/11/09)
ヴェルヴェット・ヴォイスの新鋭ネオ・ソウル・シンガー=NAO (ネイオ) 待望のセカンド・アルバム『サターン』
バックシンガーとして音楽キャリアをスタートしたネイオは、2014年に来日した際に東京に魅了され、<リトル・トーキョー・レコーディングス>というレーベルを発足。リリースしたEP2枚が早耳リスナーを中心に注目を浴び、その後ディスクロージャーの全英1位獲得アルバム『カラカル』(2015年)にゲスト参加。2016年にはデビュー・アルバム『フォー・オール・ウィー・ノウ』をリリースし、ファンク、ソウル、エレクトロニカを融合させた"ネオ・ソウル/オルタナティブR&Bサウンド"と、特徴的なハイトーン・ヴォイスで、UK音楽シーンを中心に人気を獲得。また、ムラ・マサのコラボレーターとしても知られており、彼のファースト・アルバム『ムラ・マサ』(2017年)へのゲスト参加に加え、2018年8月にリリースされた楽曲「コンプリケイテッド」でも再び共演を果たしている。その他ナイル・ロジャース&シック、ストームジー、サンファ、ケイトラナダなど、多岐の分野にわたるアーティストとのコラボ歴も誇っている。セカンド・アルバムなる今作『サターン』は、今年6月にリリースされた先行シングル「アナザー・ライフタイム」と、ケンドリック・ラマーが所属するレーベル〈Top Dawg Entertainment〉の注目新人=SiRを迎えた「メイク・イット・アウト・アライヴfeat. SiR」などを収録。
発売・販売元 提供資料(2018/09/18)
NME (Magazine) - 4 stars out of 5 -- "With the new album, SATURN, she utilises twisted and imaginative flow and refreshing production to mesmerise the listener, placing us under her spell."
Pitchfork (Website) - "[T]he London singer-songwriter examines personal growth, romantic upheaval, and the trials of young adulthood through an astrological lens."
Clash (Magazine) - "As sonically celestial as its namesake, Nao's SATURN is coloured with wobbly synths and distorted vocals."
Rovi
独自のアヴァンR&Bを提示する英ノッティンガム出身の才媛がセカンド・アルバムを完成してきた。処女作『For All We Know』は特徴的なハイトーン歌唱とファンクトロニカな音像の融合ぶりもあって各方面から高い評価を獲得し、最近はスクリレックス制作によるムラ・マサとの“Complicated”を発表したり、ちょうどナイル・ロジャーズ&シックの新作にも抜擢されたばかりとあってタイミングも良いが、独自のプログレッシヴにして親しみやすい世界は変わらず。前作も手掛けた盟友グレイズを中心に、マレイらもサポート。ディープな浮遊間を纏った先行シングル“Another Lifetime”をはじめ、ソウルフルな魅力は全開。旧知のクワブスを迎えた表題曲やSiRとの“Make It Out Alive”などのコラボも華を添えている。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.420(2018年10月25日発行号)掲載)