これぞ“カニエ節R&B”。カニエ・ウエスト全面プロデューズによる“秘蔵っ子”待望の2nd。
G.O.O.D. Music所属のティヤーナ嬢4年ぶりの2nd。音楽だけでなく多方面に多忙なカニエ先生、久々のR&Bプロデュース作ですが、デルフォニックス『I Gave to You』使いの(2)で「これこれ!」と思ったファンは少ないはず。過去アリシア・キーズやシリーナ・ジョンソン等の傑作R&Bを生みだしてきた<カニエ節>は健在。今回もスライやスタイリスティクスから、ゴスペルのマーヴィン・サップ、更にはシスコまで新旧ソウル~R&Bを巧みに忍ばせたサンプリングセンスには脱帽。
(C)新潟店:河田 良介
タワーレコード(2019/01/18)
カニエ・ウェスト イチオシの女性R&Bシンガー、Teyana Taylorのセカンド・アルバム。
発売・販売元 提供資料(2018/11/28)
Rolling Stone - 3.5 stars out of 5 -- "Thanks to Taylor's new direction, K.T.S.E. ends up being the most fun of any of G.O.O.D. Music's recent releases..."
Rovi
2018年のカニエ・ウェスト5連作から最終弾がやっとCD化。女優業でも活躍する彼女にとっては4年ぶりの新作で、デルフォニックス使いに往年のカニエ感が迸る"Gonna Love Me"を筆頭にどれも素晴らしい! まろやかなレゲエ風味の"Hurry"からマーヴィン・サップの同名曲を用いたゴスペル調の"Never Would Have Made It"まで、ミックステープ『The Cassette Tape 1994』で顕著だった主役のルーツも薫る好盤であります。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.422(2019年1月25日発行号)掲載)