Ricardo Villalobosによるヘヴィプレイ、Gilles Petersonも常にその動向を追いかけてきたというグラスゴー経由で現在はロンドンを拠点に活躍するアフロ・ハウス・マスターAuntie Floが3年ぶりとなる待望の3作目『Radio Highlife』を<Brownswood>よりリリース!!
グラスゴーの怪バンドGolden TeacherのLauriePitt、セネガルのマルチ・インスト奏者Mame ndiack、キューバのパーカッショニストYissy Garcia、Theo Parrishとの共演でも著名なシンガー/プロデューサーのAndrew Ashongらをゲストに招いた本作はタイトル通り、Gilles PetersonによるWorldwideFM内にあったAuntie Floがキュレートする番組「RadioHighlife」内で放送するために自然と制作された新曲を集めた内容。硬質なテックハウスに極太ベースライン、シンプルな叩きものと艶やかなエレピが映える「Nobody Said It Would BeEasy」、パーカッションのポリリズムと爽やかなギター・ワークに絡むスリリングなトランペットのインタープレイ「HavanaRhythm Dance」、サブベースに足元を絡み取られるトライバルなエレクトロ・ハウスにカリンバのシャワーが降り注ぐ「Western Princes」を筆頭に、抜群のAuntie Flo節が炸裂した現行アフロ・ハウスの決定盤!!
発売・販売元 提供資料(2018/09/06)
Clash (Magazine) - "Inspired by years of travel in search of global sounds, this project moulds culture and experience into a warm, coherent and always uplifting body of work."
Rovi
グラスゴーを拠点に活動し、デビュー時はリカルド・ヴィラロボスからのフックアップもあって大いに注目された奇異な才人のサード・アルバム。これまではハントレイズ&パルマーズからのリリースでしたが、今作はジャイルズ・ピーターソン主宰のブラウンズウッドから。デビューからずっと彼を追っかけてきたジャイルズだけに、今回は念願の一枚というところでしょう。アフリカや南アメリカの儀式的な音楽要素を下地に、ベース・ミュージックの低音とハウスの昂揚感が巧みにブレンドされた独特なセンスはここにきてさらにブラッシュアップ。インドのゴア出身ということも関係しているのか、人をトランスさせる術をよくわかっているなと思います。街の人が土着感を奏でているというか、これぞ〈都市の民族音楽〉!
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.420(2018年10月25日発行号)掲載)