ドウデリンは、ヴォードゥー・ゲームやティグラン・ハマシアンのバンド・メンバーでもあるフランス人マルチ奏者のデイヴィッド・キルジアンとマルティニーク出身シンガーのオリヴィア、グレゴリー・プリヴァやソニー・トルーペとも活動を共にするグアドループの新進ミュージシャン、ラファエル・フィリベールの3人からなるグループで、フランスのリヨンを拠点に活動。本作『Carnaval Odyssey』はそのデビュー・アルバムで、コルテックスやヤンコ・ニロヴィックなどの再発仕事でも知られるパリのクラブ系レーベルUnderdog Recordsからのリリース。
アルバムを支配する早めのビートはラファエルがもたらしたグアドループの伝統リズム「グォ・カ」にインスパイアされたところが大きかったとか。そんなグォ・カやソカ的なカリビアン・ビートをトラップやジューク以降のモダンな感覚でアレンジした性急な打ち込みのリズムが何ともフレッシュ!そこにエレクトロ、8ビット、アフリカやジャズ的なさまざまなエレメントを溶かし込みエクレクティックな電化クレオール・フュージョンのニュー・スタイルを作り上げております。「Dowdelin」とはクレオール語で「頭を振ること」を意味するそうです。ユニット名のとおり、アタマも腰も動きまくること間違いナシ。オマール・スレイマンやアシッド・アラブ以降さまざまなニューカマーが台頭し活況を呈しているクラブ・ミュージックと世界音楽のクロスオーバー・シーン。その中でもこれまであまり聞くことができなかった新しいタイプのトロピカル・グルーヴを満載。ご注目ください!
発売・販売元 提供資料(2018/12/03)
ティグラン・ハマシアンやグレゴリー・プリヴァ周辺で活躍するマルチ奏者とパーカッショニストがマルティニークの女性シンガーと始動させたハイブリッド・フレンチ・カリビアン初作。グアドループの伝統リズムをベースにジャズ、アフリカン、トラップ、ジューク等の多様な要素をエレクトロとアコースティックを巧みに織り交ぜながら発展させたビートはまさに"現代的"。オリヴィアのトロピカルな海風感じさせる歌声が洗練されたサウンドにエレガンスなムードを加味している。ライヴではこのトリオのみ、完全人力で再現しているようで来日があるならば是非観に行きたい。
intoxicate (C)小畑雄巨
タワーレコード(vol.136(2018年10月10日発行号)掲載)