| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2004年01月07日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784480087997 |
| ページ数 | 496 |
構成数 : 1枚
第1部 禁止と侵犯
(内的体験におけるエロティシズム
死に関係した禁止
生殖に関係した禁止
生殖と死の類縁性
侵犯 ほか)
第2部 エロティシズムに関する諸論文
(キンゼイ報告、悪党と労働
サドの至高者
サドと正常な人間
近親婚の謎
神秘主義と肉欲 ほか)
人間存在の根源的な謎を、鋭角で明晰な論理で解き明かす、バタイユ思想の核心。禁忌とは、侵犯とは何か?待望久しかった新訳決定版。
労働の発生と組織化、欲望の無制限な発露に対する禁止の体系の成立、そして死をめぐる禁忌…。エロティシズムの衝動は、それらを侵犯して、至高の生へ行き着く。人間が自己の存続を欲している限り、禁止はなくならない。しかしまた人間は、生命の過剰を抑え難く内に抱えてもいる。禁止と侵犯の終りなき相克にバタイユは人間の本質を見ていった。内的体験と普遍経済論の長い思考の渦から生まれ、1957年に刊行された本書によって、エロティシズムは最初にして決定的な光を当てられる。バタイユ新世代の明快な新訳で送る、待望の文庫版バタイユの核心。

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