トロント・インディーシーンの最重要人物サンドロ・ペリ。Pitchforkの2011年トップ50に選出された前作より7年振りのソロアルバム。Arthur Russell、Milton Nascimentoに憧れた男が辿り着いた一つの軌跡。
様々なメディアで大絶讃された前作『Impossible Spaces』から7年、トロントの至宝サンドロ・ペリが戻って来ました。本人曰く"終わりの無いソングライティングの実験"と語る今作では、冒頭からミニマルなシンセに軽やかで幽玄なギターと特徴的なボーカルが物語の始まりを告げる24分間の宇宙旅行が始まります。いきなり彼のペースに引き込まれた聴き手は、2曲目で美しいピアノと微細なシンセ、そして彼の歌声に惹き付けられていきます。シンセをベースにしながらも、ピアノやギターの温かな音色を残しつつ独特のボーカルを乗せていく楽曲は、まさに"瞑想的ミニマル・ポップソング"。DestroyerのDan Bejar、The Deadly SnakesのAndre Ethierがそれぞれボーカルで1曲ずつ担当。アレンジを含めて彼らのボーカルを際立たせるプロデューサー的才能を発揮。高速道路を走らずひたすら測道を走って来たかのような、なんとものんびりとした制作の過程を感じさせてくれます。世界とは時間の流れが方が違うのかもしれません。
発売・販売元 提供資料(2018/10/10)
Pitchfork (Website) - "On his first album in almost seven years, the Toronto artist uses ambient pop to craft a masterful, dreamlike world where songs luxuriate for 24 minutes and Dan Bejar shows up to sing about Paris."
Rovi