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フォーマット CDアルバム
発売日 2018年10月05日
国内/輸入 輸入
レーベルSony Classical
構成数 2
パッケージ仕様 -
規格品番 88985424452
SKU 889854244521

構成数 : 2枚
合計収録時間 : 01:54:00

【曲目】
1. ブゾーニ:『J.S.バッハによる幻想曲』BV253
2. J.S.バッハ(ブラームス編):『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番』より「シャコンヌ」
3. シューマン:『主題と変奏 変ホ長調』
4. ジェフスキ:『夢』第1部より「男」
5. リスト:ワーグナーの『パルジファル』より「聖杯への厳かな行進」S.450
6. リスト:コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による幻想曲とフーガ S.259
7. リスト:ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』より「イゾルデの愛の死」S.447
8. ブゾーニ:『エレジー』BV249より「子守歌」
9. ビル・エヴァンス:『Peace Piece』

【演奏】
イゴール・レヴィット(ピアノ)

【録音】
2018年3月3-6, 12-14日、ベルリン、イエス・キリスト教会

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Fantasia after J.S. Bach BV 253
    2. 2.
      Partita for Solo Violin No. 2 BWV 1004: Chaconne
    3. 3.
      Variations in E-flat major on an Original Theme "Ghost Variations"
    4. 4.
      Dreams Part 1: No. 3 A Mensch
  2. 2.[CDアルバム]
    1. 1.
      Solemn March to the Holy Grail from Parsifal (Wagner)
    2. 2.
      Fantasia and Fugue on the Chorale "Ad nos, ad salutarem undam" (Meyerbeer) S 259: Fantasia
    3. 3.
      Fantasia and Fugue on the Chorale "Ad nos, ad salutarem undam" (Meyerbeer) S 259: Adagio
    4. 4.
      Fantasia and Fugue on the Chorale "Ad nos, ad salutarem undam" (Meyerbeer) S 259: Fuga
    5. 5.
      Isoldens Liebestod Final Scene from Richard Wagner's Tristan und Isolde S 447
    6. 6.
      Berceuse No. 7 from Elegies BV 249
    7. 7.
      Peace Piece

作品の情報

メイン

その他

商品の紹介

バッハからジェフスキへ―――300年の時空を超えるレヴィットのピアニズム。

完璧なテクニックと芸術的成熟を合わせ持つロシアの若き天才ピアニスト、イゴール・レヴィット。6歳でオーケストラと共演するほど、幼い頃から音楽の才能に恵まれた彼は、8歳で家族とともにドイツに移住。ハノーヴァー音楽大学を歴代最高成績で卒業するという偉業を成し遂げました。以降、数多くのコンクールに入賞し、世界中のオーケストラ、指揮者と共演を重ねています。デビュー盤のベートーヴェンの後期ソナタ、バッハのパルティータ、バッハ、ベートーヴェン、ジェフスキの変奏曲集と、複雑な大曲を録音してきたレヴィットですが、今回リリースされる「Life」と題された2枚組のアルバムは、多彩な音楽的性格を持つ内省的な音楽で編まれています。親密なシューマンの変奏曲、孤高のバッハ、崇高なリストやブゾーニ、官能溢れるワーグナー(「イゾルデの愛の死」は、2017年の初来日でもアンコールで披露されました)、平和を願うビル・エヴァンスと、まるで一夜のリサイタルが組まれているかのようです。一見とりとめのない曲が並んでいるように見えますが、全てが有機的に結びつき、生と死の対比を表現するだけでなく、時代や様式、ジャンルを超え、記憶と贖いの感情までを表出しています。この選曲にはレヴィットの個人的な感情が反映されています。最近、親しい友人の悲劇的な死を経験したレヴィットは、大きな悲しみと絶望、諦め、慰めといった激しい感情の起伏に見舞われました。彼はやり場のない悲しみを乗り越えるために、思いの全てを鍵盤にぶつけ、これまで自らの中で温めてきた小品を取り上げることにしたのです。これらの作品で、まだ31歳という若さのレヴィットが聴かせてくれる音楽の奥深さと個性的なアプローチは、彼の才能の輝きをこれまで以上にはっきりと印象付けてくれるものであると申せましょう。
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料（2018/08/03）

形あるものは永遠ではなく、常に姿を変えいずれは崩れ落ちる。作曲家の霊感が記譜された作品もまた、記譜され、固定化された瞬間に元の形からは変容するが、優れた演奏家はその深奥に肉薄し、繰り返し演奏されることによって時代の空気感をも内包して進化し続ける。急病キャンセルのポリーニの代役として大きな話題となったコンサートでも演奏した、後期ベートーヴェンやジェフスキ《不屈の民》などを録音してきたレヴィットの次のCDのプログラムは亡き友に捧げられたもの。晩年冷たいライン川に飛び込んだ時期に書かれたシューマンの変奏曲、バッハ、リスト、ジェフスキ、ビルエヴァンスまで。
intoxicate (C)南弘史
タワーレコード（vol.138（2019年2月10日発行号）掲載）

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