長年の友人であり音楽仲間でもあったジョシュ・ロイド・ワトソンとトム・マクファーランドの2人組を中心に結成され、その後7人編成バンドへと拡大したイギリスのエレクトロ・ソウル/ファンクバンド、ジャングル。
2014年に〈XL Recordings〉からリリースしたデビュー作『Jungle』は、その年のマーキュリー賞にもノミネートされ、iTunesの 【2014年度最優秀オルタナティブ・アーティスト】に選ばれた他、UKではゴールドディスクを獲得。あのノエル・ギャラガーも「クソ素晴らしい!」と大絶賛するなど、たった1枚の作品で規格外の新人として大成功を収めた彼らが約4年ぶりとなる2作目『FOR EVER』と共に再始動!
新作では拠点をロサンゼルスに移し、ベル・アンド・セバスチャンやザ・クークスを手がける若手注目プロデューサーのインフローとタッグを組み、「世界が滅亡した後にラジオから流れる別れの音楽」というコンセプトを基に制作された。アーティストとしての確実なレベルアップを予感させる先行曲「Happy Man」(M-5)や「House In LA」(M-8)、さらにはライヴでのアンセム化必至な「Heavy, California」(M-2)、モダンでサイケデリックな「Cherry」(M-4)など、新たなネオソウルの名曲を多数収録した作品が完成した。
発売・販売元 提供資料(2018/07/30)
2014年のデビュー作『Jungle』がノエル・ギャラガーに〈クソ素晴らしい〉と評され、ジャミロクワイにも賞賛されたロンドンのエクレクティックなインディー・ポップ・ユニット、ジャングルが待望のセカンド・アルバムを発表。ジョシュ・ロイド・ワトソンとトム・マクファーランドの2人組から7人編成に変貌した影響か、前作と比べてプロダクションやアレンジがゴージャスになっている。"Smile"ではトライバルなビートの上でダイナミックなコーラス・ワークが冴え渡り、"Give Over"のストリングスは艶やかな質感で耳を虜にする。ソウル、ディスコ、ヒップホップを基調としているのは前作から変わらないが、そこにジャズのフレイヴァーをたっぷり注ぎ込んでいるのもおもしろいところ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.419(2018年9月25日発行号)掲載)