ベルギー発 超高速テクニカル・デスメタルバンドAborted(アボーテッド)の新作『TerrorVision』
ベルギーの街ワレヘムで1995年に結成以降、ブルータルの極みを求道するエクストリーム・マシーンAborted(アボーテッド)。
ベルギーを代表するデスメタル・バンドと言われているが、メンバーの入れ替わりを経た現在はフロントマンのSven De Caluweのみがベルギー人であり、他4人のメンバーはオランダ、イタリア、アメリカなど多国籍なバンドに変貌している。
米国産シンフォニック・デスメタルバンドAbigail WilliamsのメンバーだったKen Bedene(Drums)とIan Jekelis(Guitars)が加入すると、テクニカル志向が加速。一糸乱れぬ精密さを保ちながらも、超絶スピードで目まぐるしい展開を魅せる楽曲を量産している。
今作は、前作『Retrogore』に引き続きドイツ人プロデューサーKristian "Kohle"Kohlmannslehner(Powerwolf、Hamatom、Crematory、Eskimo Callboy)が担当しており近年の作品の路線を踏襲した内容。脳天粉砕必至の頑強な楽曲群に仕上げている。バンドの世界観は過激なサウンドだけではなく『The Necrotic Manifesto』以来となるPar Olofssonが描いたホラーテイスト満載のグロいアートワーク、さらにホラー映画の世界を取り入れたステージセットも凄まじいインパクトを放っている。デスメタル・ファンはもちろん、スラッシュメタル・ファンにも響くこと間違いなしの驚異的作品『TerrorVision』。PLAYボタンを押す前に、おびただしい数の銃弾が全身に打ち込まれることを覚悟する必要がある。限定CDボックスセットには、2017年リリースされた『Bathos EP』収録の2曲(Bathos、Fallacious Crescendo)がボーナストラックとして追加収録される。
発売・販売元 提供資料(2018/08/03)