| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2018年08月17日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Decca |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 4825830 |
| SKU | 028948258307 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00
【曲目】
ブラームス:
1) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15、
2) 悲劇的序曲Op.81*、
3) 大学祝典序曲Op.80*
*DECCA初CD化
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1953年5月-6月(1)、1952年11月-12月(2,3)、アムステルダム

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カーゾンはクナッパーツブッシュ・ウィーンフィルと2番を録れているがそれよりずっといい。
これはバックがよいからだろう。何しろ最高の状態にあったコンセルトヘボウ管にベイヌムの最高のコンビである。最初の1音から引き込まれる。
何しろオーケストラの音色が最高な上に技術的にも最高である。これ以上は望むべくもない。
戦後、コンセルトヘボウ管をここまでにしたのはベイヌムにほかならない。ベイヌムはメンゲルベルクのような独裁者ではない。楽団員と一緒に音楽を創っていく。そういうタイプの指揮者であったという。全体のリハーサルが終わった後でも必要があれば楽団員と相談しながら音楽を創っていたらしい。
だからそれぞれの奏者が納得のゆくまで練習し自発的な力強い音楽にしていったようである。
ベイヌムのブラームスはみな名演奏だがこの演奏もそうである。
出だしから絶好調である。1950年代初めの古い録音だが、オケと指揮の素晴らしさはしっかりと刻まれている。適切なテンポとあたたかみとしぶさのある音色、適切なテンポと楽器運び、まるでタイムマシーンに乗って当時の会場で聴いているような錯覚におちいる。
ベイヌム・コンセルトヘボウ管は油の乗り切ったところでベイヌムが早世してしまったが、幸いにして名演はかなりの量が残っている。その後のコンセルトヘボウ管の世界的名声はベイヌム抜きには考えられない。