活動15周年となる2018年、最新のジャズ・ソウルを基軸にし、今を輝く気鋭のアーティストらとのラボ(実験)は続いている。PETROLZ(ペトロールズ)を中心に活躍する長岡亮介、独自の世界観で注目を浴び続ける唯一無二のシンガソングライター七尾旅人。新世代のジャズシーンを牽引するWONK(ウォンク)のヴォーカルKento Nagatsuka、ヒップホップ女性2MCのchelmico(チェルミコ)、ブルースを基調としたギタープレイで話題のRei。また、その才能を冨田に絶賛された、沖縄在住の18歳のシンガーNaz(ナヅ)など 期待の豪華ゲストヴォーカル陣が参加。さらに、ジャケットは気鋭の画家EI KANEKO氏が担当。活動15周年に相応しい、これからの日本ポップスの一つ基軸となるであろう名盤が誕生! (C)RS
JMD(2018/08/24)
新世代ジャズに触発され、洗練を極めたシミュレーショニズムに別れを告げた前作から2年。ヒップホップや英語詞がより身近になった現代の日本のポップス批評をさらなる創造力へ変換した新作は、ペトロールズの長岡亮介、七尾旅人といった才人に加え、KANDYTOWNのRyohuやchelmicoといったラッパーや、WONKの長塚健斗による英語詞曲をフィーチャー。サンプリングや攻めのビートメイクをこれまで以上に顕在化させ、トライバルなベース・ミュージックにRei、エモーショナルなリズム・アプローチの未来的なR&Bにものんくるの吉田沙良を招いたかと思えば、18歳のシンガー、Nazにストリングスのはためくトラップ・ソウルをあつらえるなど、スリリングなポップスの未来を鮮やかに提示している。
bounce (C)小野田雄
タワーレコード(vol.420(2018年10月25日発行号)掲載)