フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2018年10月26日 |
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規格品番 |
19075822952 |
レーベル |
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SKU |
190758229522 |
当CDは84分超の長時間収録のため、74~80分の収録を想定した以前のCDプレーヤーでは最後まで再生できない場合がございます。予めご了承くださいませ。
2017年度の音楽之友社主催「レコード・アカデミー賞」堂々2部門(大賞:チャイコフスキー/悲愴、銀賞:モーツァルト/ドン・ジョヴァンニ)受賞という快挙をなしとげたギリシャの俊英テオドール・クルレンツィスの新作は、前作に続きまたも「交響曲第6番」。今回は爛熟したロマンの香りを放つマーラーの「悲劇的」というタイトルを持つ第6交響曲。クルレンツィスはマーラーの交響曲をいくつかコンサートで取り上げているが、ディスクとしてはこれが初のマーラー交響曲録音となるもの。「チャイコフスキー:悲愴」や「ストラヴィンスキー:春の祭典」といったディスクでロマン派以降の大オーケストラの機能性を駆使した多彩なオーケストラの魅力を掘り起こしてきたクルレンツィスとムジカエテルナが、ハンマーをも楽器にしてしまったマーラーの巨大な管弦楽作品とどのように向かい合うのか興味は尽きない。
ソニー・ミュージック
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:24:00
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
【演奏】
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナ
【録音】
2016年7月3日~9日、モスクワ Dom Zvukozapisi(house of recordings)
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1.[CD]
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1.Symphony No. 6 in A minor ("Tragic")
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クルレンツィス&ムジカエテルナがロマン派を代表する作曲家、マーラーを録音と聞いただけで、リリースを待ちわびていた方々も多かったのではないでしょうか。今回もその期待を裏切りません!しなやかで、キレッキレの弦楽器群の響きと、全く雑味を感じさせない純度の高い音を鋭く鳴らす金管楽器群が、とにかく美しい透明度の高い演奏を聴かせてくれます。にもかかわらずマーラーらしい生々しいグロテスクな部分も存分に表現されていて、その絶妙なバランス感覚には舌を巻きます。クルレンツィスの巧さ、ムジカエテルナの巧さ、その両方を改めて認識するのに最適な一枚です!2016年7月3~9日収録。
intoxicate (C)貴島崇タワーレコード (vol.137(2018年12月10日発行号)掲載)
拍のはざまの「揺らぎ」が説得力を上げたヒロイックな演奏。しかし実演ではほぼ不可能な「揺らぎ」奏者全員がヘッドホンかぶって演奏しているのではないかと思うほど「行間の縦線」が合っています。終楽章の推進力はセルや77年カラヤンライヴと同じ路線に感じますが、最後の強音は力尽きた感あってこの曲の表題を意識させられました。
私に聴く耳が無いのでしょうか。「悲愴」も終楽章のゴリゴリ低弦以外は「凄演」とは思えませんでした。このマーラーはそれ以上に普通の演奏に聞こえます。大編成で現代楽器を使用、録音は鮮明。しかし雄弁な弦楽器に比べてマーラーが重視した筈の管楽器、打楽器が弱い。弦楽器もエモーショナルではなく、絶望と憧れに満ちたアダージョがサラリと過ぎて行きます。クルレンツィスの真価は、来年の大阪公演で確かめたいと思います。