ジャジー・ポップ系SSWのマイケル・フランクス・カバー集。
名匠ベン・シドランの息子であり、自身もジャジー・ポップ系シンガー・ソング・ライターとして人気を博すリオ・シドランのマイケル・フランクスカバー集。マイケル・フランクスのオリジナル作の持つ気品や洒脱さを踏襲しつつ、リオ・シドランのしなやかなセンスが光ります。
(C)札幌ピヴォ店:小阪 和明
タワーレコード(2018/09/14)
7年ぶりのアルバム『The Music In My Head』のリリースが大きな話題を呼んでいるAORレジェンド、マイケル・フランクス。そんな同作と併せて聴きたい実にタイムリーなカヴァー集を、名匠ベン・シドランの息子にして、自身もジャジー・ポップ系シンガー・ソングライターとして人気のリオ・シドランが上梓。リッキー・ピーターソン(kyd)やスティーリー・ダン人脈のマイケル・レオンハート(tr)など、一流ミュージシャンのサポートも得つつ、「アントニオの歌」「Monkey See Monkey Do」「The Lady Wants to Know」といったクラシックから通な名曲までを網羅した最高の選曲でお届け。オリジナルのインテリジェンスと洒脱さをしっかりと継承しながら、リオ流のしなやかで色気あるアレンジが絶品。 (C)RS
JMD(2018/06/29)
このアルバムは企画段階で成功が約束されたような作品と言えるだろう。ベン・シドランの息子にしてマルチ・ミュージシャンのレオが歌うマイケル・フランクス楽曲集だ。手練のプレイヤーたちによる抑揚の効いた演奏と、本家よりも少しクールで艶っぽい歌唱が洒脱を極めている。また、クレモンティーヌやフランクス本人とのデュエットまで披露しているのも心憎い限り。こんなの良いに決まってるじゃないか。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.418(2018年8月25日発行号)掲載)