ヒョゴ、プム・ヴィプリットなど白熱するアジアのインディー・シーンよりネクストブレイクが期待されるバンドが登場!紅一点のヴォーカリスト、セリーヌ・オータムを中心としたシンガポールの3人組インディー・ポップ・バンドSobs(ソッブス)。2017年のデビューEP『Catflap』がアメリカのメディアでも高い評価を得るなかで待望のフル・アルバムをリリース。
熱帯の都市国家シンガポールで育まれたメランコリーが封じ込められた輝けるメロディー。90年代インディー・ポップの黄金律に同時代性のあるボーダーレスなポップ・センスを加えたドリーミーなギター・サウンドは、親しみやすいメロディーと、セリーヌの凛々しさと可憐さを併せもったヴォーカルによって、すべてのギター・ポップ・リスナーを撃ち抜く破壊力を持っています。
ここで歌われているのは夏の失恋について。でも、そこが1年中夏がつづく場所なら?
ローファイ感を残しつつ、シューゲイザーをかすかにまとった快活なポップ・サウンドとコントラストをなすように、セリーヌが歌う物語はアルバムを通してブルーな気分に支配されています。おわらない夏のブルーを払拭するサウンドトラック。インターネットがあらゆる境界線を溶かし、ローカルな音楽シーンに光が当たりつつある現在、ソッブスの快進撃はここからはじまります。
日本のみCD化。ボーナストラックとしてロケットシップの名曲「I Love You Like The Way That I Used To Do」のカヴァーを収録。アートワークはフィリピンのイラストレーター、ミッチ・セルヴァンテスが担当。
発売・販売元 提供資料(2018/07/04)
韓国のセイ・ スー・ミーと共に今後のアジアン・インディー・シーンを担うであろう新星がシンガポールより見参。男女混合トリオの彼らが鳴らすのは高い演奏スキルを武器としたドリーミーなギター・ポップだ。オールウェイズやフェイザーデイズを思わせる淡い女性ヴォーカル、90sオルタナ由来のギター・サウンドなどイマっぽい空気がムンムンで、大都会のブルーな孤独感を滲ませた歌詞もグッとくる。
bounce (C)山岡弘明
タワーレコード(vol.417(2018年7月25日発行号)掲載)