世界的にも珍しい、ダブルリード楽器のみで構成される『名古屋ダブルリードアンサンブル』。待望の3rd ルバムは、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス」とホルストの「吹奏楽のための組曲」を収録。結成16年目の円熟した響きと編曲の妙をご堪能ください! (C)RS
JMD(2018/05/18)
世界的にも珍しい、ダブルリード楽器のみで構成される『名古屋ダブルリードアンサンブル』。待望の3rdアルバムは、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス」とホルストの「吹奏楽のための組曲」を収録。結成16年目の円熟した響きと編曲の妙をご堪能ください!
<名古屋ダブルリードアンサンブル>
ダブルリード楽器であるオーボエ属・バスーン属の楽器編成による9人のアンサンブル。名古屋フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者の山本直人が主宰し、中部地方で活躍するプレーヤーで構成され、2002年の結成から恒常的に活動している。オーボエをはじめ、オーボエダモーレ・イングリッシュホルン・バスーン、そして木管楽器最低音のコントラバスーンまで、多彩な楽器編成が生み出す豊かな響きと質の高い演奏が魅力。150曲以上の演奏レパートリーは、ダブルリード楽器を知り尽くしたメンバーたち自身によるアレンジにより、ルネッサンス・バロックから近・現代に至るクラシック作品をはじめ、舞台音楽、映画音楽、ポピュラーミュージックなど多岐にわたっている。また近年、この編成のためのオリジナル曲なども発表してダブルリード合奏の裾野そのものを拡充しており、今後ますますの活動が期待されている団体である。2007年及び2009年にダブルリードフェスティバル・イン・ジャパン(東京)、2014年、2015年に「国際ダブルリードフェスティバル」(ニューヨーク及び東京)に参加出演、好評を得る。2009年1stアルバム"Sweet Reverie"(SBIX-2042)を、2013年2ndアルバム"星に願いを"(FOCD20094)をリリース。
フォンテック
発売・販売元 提供資料(2018/05/14)
ダブルリードのオーボエからコントラバスーンまでの9人で構成される、名古屋ダブルリードアンサンブルによる3枚目のアルバム。吹奏楽で有名なA.リードとホルストの民謡を主題にした作品を意欲的にカヴァー。もともと息の長い楽器群だが、ダモーレやイングリッシュホルンの内声の合いの手が逐一美しい。アルメニアンダンスでは《やまうずらの歌》《おーい、僕のナザン》、パート2の《結婚の舞曲》が愉しい。続くホルストの2つの組曲は、楽器編成が変わろうともその響きは失われず、その音使いや配置、オーケストレーションの妙はさすがホルストだと改めて感じさせる。マーチのトリオでのバスーン、ダーガソンでのグリーンスリーブスなど感涙ものです。
intoxicate (C)南弘史
タワーレコード(vol.135(2018年8月20日発行号)掲載)