| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1994年12月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Arista |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | BVCA-7305 |
| SKU | 4988017052259 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。

本国はともかく、日本での扱いは厳しい。本作の原題は『This One’s For You』だが、当初、LPレコードのタイトルは『恋人達への讃歌』であり、タイトル曲も同名であったものが、いつの間にか全米No.1ヒットの『想い出の中に』に変えられてしい、同名曲も「愛を歌に込めて」とされてしまった。もちろん、タイトル曲はバリー自身のペンによるもので、アルバムの冒頭を飾っており、先行シングルだったが、ビルボード・チャートの成績は芳しくなかった。ちなみに、次回作の『愛と微笑の世界』などは原題が『Even Now』で同名タイトル曲もバリーの自作だが、最初から「忘れえぬ面影」としてクレジットされていた。哀しい。
気を取り直して…、アルバムは前作の”ミュージカルふう”からグレイド・アップしたポップ・ヴォーカル・アルバムの王道を往く仕上がりで、棄て曲なしの秀作だ。シングル・カットされたバラード3曲(後のライヴ曲を除く。)は、スタイルや構成が類似しているにもかかわらず、それぞれに個性があって、記憶に残る名曲たちだ。特に「ニュー・イングランドの週末」(シングルは「恋のウィークエンド」で発売)は、ランディ・エデルマンの牧歌的な原曲をドラマチックなバリー調にリメイクした、全くの”別物”として再生されている。好みは分かれるが、個人的には、舞踏会のシンデレラのようなメイク・アップが施されたバリー・マニロウ版を気に入っている。
泣く子も黙る「オール・ザ・タイム」といった十八番のバラードも絶品だが、ミラクルなアップ・ビートで翔び回る「星への旅人」もアルバムに華を添えている。他にも前作の流れを汲む「ジャンプ・シャウト・ブギー」や「レット・ミー・ゴー」といったステージ映えする楽曲も忘れてはならない。
"赤"を基調とする前作に対抗するように、本作は"青"を基調としている。