2006年にリリースした『Silent Shout』で、英米メディアから大絶賛を浴び一躍音楽シーンの第一線に飛び出したエレクトロ姉弟デュオ、ザ・ナイフのサウンド核である姉カリンによるソロ・プロジェクト=フィーヴァー・レイが2009年にリリースしたセルフ・タイトル・デビュー・アルバムがヴァイナルで再発決定!
母国スウェーデン以外ではほとんど無名だったザ・ナイフが生み出した、そのミニマルでダークで、虚無的でどこまでも美しいエレクトロ・サウンドは、ピッチフォークを始めとする有力メディアの年間ベストを総ざらいし、世界中の音楽マニアを魅了したことは記憶に新しい。過剰なメディア露出を避け、ほとんどライヴ活動さえもしてこなかった彼らは、マスクをしたそのミステリアスな佇まいも手伝い、このアルバム一枚でシーンに鮮烈な印象を与え、世界各地に熱狂的なファンを生み出した。
2017年末には8年ぶりの新作『プランジ』をリリースし、ピッチフォークの"ベスト・ニュー・ミュージック"をはじめ、海外メディアの年間ベストにランクインするなど、軒並み高評価を得ている。さらに、収録曲の「To the Moon and Back」においては、ピッチフォーク年間ベスト・ミュージック・ビデオの6位にランクインしている。
日本国内の業界関係者にもファンが多いザ・ナイフ/フィーヴァー・レイ、注目の再発!
発売・販売元 提供資料(2018/04/13)
スウェーデンでもっともクールなバンドと評されるナイフのヴォーカリスト、カリン・ドレイエ・アンダーソンがソロ・プロジェクトを始動。ゴスな匂いも漂わせるドローンなシンセ・サウンドがダウンテンポで展開され、リスナーをどんどん深みへと誘ってくれるかのよう。世界観的にはビョークのそれとも似てますね。同郷の奇才、ヒルドことクリストファー・ベルグがプロデュースに関わったのも好結果に繋がっています。
bounce (C)池田 謙司
タワーレコード(2009年05月号掲載 (P75))