ロレンソvsマルケス!チェッカー直前まで繰り広げられた大激戦。ロレンソ、マルケス、ドヴィツィオーゾの三つ巴の戦いは、タイヤの限界まで攻める白熱バトルとなり、最終ラップではロレンソとマルケスの一騎打ちに!ウィークを通じて不調だったロッシの決勝での挽回にも注目。

■ロレンソvsマルケス! チェッカー直前まで繰り広げられた大激戦
第11戦オーストリアGP。M.マルケスがP.P.を獲得。迎えた決勝、序盤は1周目から飛ばすマルケスを、少し距離を置いてJ.ロレンソとA.ドヴィツィオーゾが追う展開。4位以下を大きく引き離し、既に表彰台争いは3台に絞られた。レースが中盤に入るとマルケスのアドバンテージはなくなりバトルが始まる。しかしドヴィツィオーゾは、コーナーの侵入でロレンソがマルケスに仕掛けた際に急接近し、接触を避ける為にオーバーランを強いられ後れをとってしまう。レース後半、主導権を握っていたロレンソの一瞬のミスを皮切りに、バトルが激化。ラストラップまで繰り広げられた優勝争いはロレンソが制し、今季3勝目を挙げた。マルケスは2位。ドヴィツィオーゾは3位となった。決勝前のウォームアップセッションまで大苦戦だったV.ロッシは、14番手スタートながら驚異の追い上げで6位フィニッシュを果たした。

■レースをより深く楽しめるオリジナル実況解説!
実況: 柿沼佐智子
MotoGPTMのMoto3や全日本ロードレース選手権の場内実況を務めるほか、イベントのMCなどで活躍。
※みし奈昌俊アナウンサーは体調不良のため、健康を回復されるまで代理のアナウンサーによる実況になります。急な変更となり申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

【解説】青木淳
1982年からロードレースの取材を開始、国内唯一のロードレース専門誌『ライディングスポーツ』の編集長を20年以上務めている。自らもレーシングライダーとして活動し、ジャーナリストとライダーの両方の目線を持つ、古参ジャーナリスト&編集者。