今作はウィリー・ネルソンが共作者でプロデューサーのバディー・キャノンと携帯のSMSを介して歌詞とメロディーのやり取りを行いながら曲作りを進め、11曲の楽曲を収録。ウィリーにとってこれまでで最も私的で内省的な作品となった今作は、非常に思慮深い「 Something You Get Through」から、陽気で遊び心のある「Me And You」や「Ready To Roar 」に至るまで、彼の関心事の喜怒哀楽の幅広さを示している。"時の儚さ"を受け入れながらもこの世界がもたらす喜びや美しさや驚きに感動する今作で、ウィリー・ネルソンは創造性の絶頂を極め、長年のツアー活動で培ったベテランならではの機知に富んだ知力と見識が曲作り、歌、演奏の随所ににじみ出た作品となった。 (C)RS
JMD(2018/03/27)
御年85、盟友が次々と旅立つ中、自らにも死亡説の流布が降りかかる。それでもどっこい生きている! と精力的な作品のリリースという最も痛快な形で撥ね退けた、文字通り生ける伝説。2018年も素晴らしい作品を届けてくれます。10年来の音楽パートナー、バディ・キャノンとともに作り上げた本作はそんな今の自分をたっぷりのユーモアとちょっぴりのペーソスでもって歌う。で、これがもう本当良い。アリソン・クラウスもフィドルとコーラスで参加したバンドの演奏とウィリーの歌唱の充実していることといったら…。全盛期と言っても過言でない近年の一連のリリース、その決定打になるような素晴らしさ。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.134(2018年6月20日発行号)掲載)
85回目の誕生日に合わせて登場したこの新作は、前作から約半年というスパンの短さもさることながら、全11曲が自身のペンによるオリジナルなのだから驚きだ。〈まだまだくたばってたまるか!〉とばかりに、躍動感たっぷりの歌とギターでロッキンなホンキー・トンクを披露。プロデュースはウィリーと数々の名盤を作ってきたバディ・キャノンで、これまた顔馴染みのアリソン・クラウスもゲストで華を添えている。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.415(2018年5月25日発行号)掲載)