2012年に Hior Chronik(ヒオール・クロニック)とのデュオ Pill-Oh(ピル・オー)として、アルバム『Vanishing Mirror』をリリースした、ギリシャ出身フランス在住の女性作曲家、Zinovia Arvanitidi(ジノヴィア・アルヴァニティディ)がセルフプロデュースによるソロ・デビューアルバムをシンガポールの KITCHEN. LABEL よりリリースする。
序盤のミニマリスティックなピアノ曲から、ストリングス、エレクトロニクス、フィールドレコーディング、ウィスパーボイズなどを非常にエレガントに取り入れながら、過去と現在が向かい合う不思議と見覚えのある風景へとリスナーを誘うような、シネマティッ クな美しいコンポジションが展開されていく。さらに、モダン・クラシカルのジャンルでは珍しいメロディカの音色が、彼女の音楽 のコントラストにより魅力的な深みを与えている。
アルバムを通して、たとえばピアノのアイボリー(白鍵)とエボニー(黒鍵)、もしくは、季節の始まりと終わりのように、相反す る2つイメージが偏在する。それはアルヴァニティディの音楽が、アルベール・カミュの言葉である "There is a life and there is a death, and there are beauty and melancholy between". (「生と死の間には、美しさと憂鬱がある」) のエッセスを昇華しているからであろう。
アートワークは、『Pill-Oh / Vanishing Mirror』と同じくフランス人写真家 Ae"la Labbe' の作品。Pill-Oh 作品のファンはもちろん のこと、坂本龍一やダスティン・オハロランのファンにもオススメの1枚。
発売・販売元 提供資料(2018/06/04)
初めて聴いて、激しい感動が静かに身体に染み入る感覚…。エレクトロニック・アーティストHior Chronikとのデュオ"Pill-Oh"などで注目を浴びるギリシャのピアニスト、ジノヴィア・アルヴァニティディがソロ・デビュー。圧倒的な美と儚さ。彼女の世界観に吸い込まれそうなほどの澄んだ美しさと哀愁を帯びたメロディ。そしてミニマルが音型の中から聴こえてくる意思のある一音一音が心に突き刺さる。ソロ・ピアノに、ストリングス、エレクトロニクス、フィールドレコーディング、ウィスパーヴォイスなどを楽曲に取り入れる事でアルバムに様々な色彩感が生まれている。これは是非聴いてほしい!
intoxicate (C)上村友美絵
タワーレコード(vol.133(2018年4月20日発行号)掲載)