| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2017年07月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | フィルムアート社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784845916399 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
●レヴィナス、ゴダール、小津安二郎──切り返しショットの系譜学●ロメール映画のなかの女たち――出来事を創造する●クロード・シャブロル──『悪の華』と再生産●ポー、エプシュタイン、青山――ユリイカ対ユリイカ●カトリーヌ・ドゥヌーヴ――脱性化されたモンロー●エイゼンシュテイン、グレミヨン、ローシャ、ストローブ=ユイレ――地理映画(ジオ=シネマ)の地下水脈●『ダゲレオタイプの女』問題、あるいは、黒沢映画の唯物論的転回 ●ストローブ=ユイレ、フォード――そよ風の吹き抜けるサイエンス・フィクション●若松孝二『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』──道程に終わりはない●フーコー、イーストウッド――無理な芝居の一撃●クェンティン・タランティーノ――Shoot This Piece of Shit●空族『サウダーヂ』――Outra vez…, mas!●レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』──ルックス映画の極北●マルコ・べロッキオ『ポケットの中の握り拳』――暴力階級と垂直落下●高倉健追悼――客分として生きる●ロべール・ブレッソン――不確かさと二階層構造●鈴木清順追悼――運命、恥辱、人民and more……
「それでもあなたはあなたの豊かな想像力のはけ口としてフィルムを作り続けるのか?」蓮實重彦以来の「シネマ」概念をめぐり、その「大義」とは何かを問うべくして書かれた、2005~2017年までの廣瀬純による主要映画批評・論考を一挙収録。「映画批評とは何をなすべきか」をめぐっての現代日本の最も果敢な実践がここにあるーーーーーーーーーーー現代日本において最も先鋭的かつ実践的な映画批評を手がける廣瀬純による、現時点までのキャリアを総括した初の映画論集がここに完成。単行本未収録論考はもちろん、国内未発表テクストほか、講演、討議、座談会まで、廣瀬純による「言葉」をめぐるパフォーマンスをこの一冊に凝縮した。映画を見ること、映画をつくること、そして映画を思考することとは、いったいどのようにこの世界と関わるのか? 映画に携わるあらゆる人々のために、そして映画それ自体のために紡がれた、映画批評の真の現在形がここにある。

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