前作もヒットを記録したスコットランド、グラスゴー出身の3人組ロックバンド、ザ・フラテリス。『コステロ・ミュージック』と『アイズ・ワイド、タン・タイド』も手掛けたトニー・ホッファーをみたびプロデュースに迎えた通算5枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2018/03/06)
The Fratellisが帰ってきた。4枚のアルバムをリリースし、世界中で何百ものショーをソールド・アウトさせた抑えのきかないスコティッシュ・トリオは、2018年3月9日に5枚目のアルバム『In Your Own Sweet Time』をリリースする。『Costello Music』時代の若くて元気な彼らは、より大きく大胆になったサウンドに知性とユーモアのセンスを加えたカメレオンのようなパワーハウスへと成熟したのだ。この『In Your Own Sweet Time』で、The Fratellisは6度もグラミー賞とマーキュリー賞にノミネートされたプロデューサー、Tony Hoffer(Beck、The Kooks、M83、Belle & Sebastian)と再びレコーディングを行った。アルバムの発表と共に、シングル「The Next Time We Wed」がインスタント・グラット・トラックとしてリリースされた。
「この曲は他の『In Your Own Sweet Time』の多くの曲と同じ様に、当初考えていたのとは全く別の曲として完成したんだ。Dマイナーのカントリー・ソングからAメジャーのディスコ・ソングに変化したんだよ。あるグラスゴーのとても暖かく明るかった日のせいかもしれないね」とJon Fratelliはこの曲について語っている。
発売・販売元 提供資料(2018/02/09)
UKの国民的なバンドと言える存在になったフラテリス。この5作目は、デビュー盤と前作を手掛けたトニー・ホッファーのプロデュースだ。前作では内省的な雰囲気もあったけど、ずいぶん吹っ切れた様子。曲調の幅広さには年齢と共に成長した跡が感じられるし、〈若さが弾けまくり!〉とならないのは当然ながら、楽しく踊れるロックが鳴っていて嬉しい限り。また一歩、憧れのエルヴィス・コステロに近付いたかな。
bounce (C)吾郎メモ
タワーレコード(vol.413(2018年3月25日発行号)掲載)