アフロ・ビートの創始者フェラ・クティの末っ子にしてフェラのバンド、エジプト80をなんと14才の若さで受け継いだ正当後継者、シェウン・クティが『Long Way to the Beginning』(2014)以来となる通算4枚目のアルバムをリリース。前作に続き、ロバート・グラスパーがプロデュース。タイトル曲「BLACK TIMES」ではラテン・ロックのキング、カルロス・サンタナをフィーチャー! (C)RS
JMD(2018/03/06)
2009年と2012年には「フジロック(グリーン・ステージ」)、ブライアン・イーノを共同プロデューサーに迎えたアルバム『怒りのアフリカより : RISE』リリースの後は、「朝霧JAM」にも出演。2017年には、パリで行われた父フェラ・クティのトリビュート・ライヴにローリン・ヒルや、トニー・アレン、さらにタリブ・クウェリまでがゲスト参加し、話題を呼んだフェラ・クティの末子シェウン・クティが、またもアフロ・ビートの歴史を塗り替える新作を!
今やナンバーワンのピアニスト/キーボーディストとして、ジャズはもとより、ヒップホップなど様々な音楽シーンに影響を与え続け、2017年秋にはブルー・ノート・オール・スターズを主導し「アワー・ポイント・オブ・ヴュー」を発表したことも記憶に新しいロバート・グラスパーが、前作「ロング・ウェイ・トゥ・ザ・ビギニング~始まりへの長い道のり」に続きプロデュース!
父親フェラ譲りのコンシャスかつポリティカルなリリックに磨きをかけつつ、2000年代のアフロ・ビートをさらに進化させる強力なグルーヴが炸裂! 何といってもタイトル・トラック"Black Times" には、かのラテン・ロックのキング、カルロス・サンタナをフィーチャーし、「メッセージはフリーだ!」と高らかに宣言! エジプト80のベテラン・サキソフォニストである"ショウボーイ"・ファグベミとの共作である、ナイジェリアに伝わるマキシムをテーマにした「Kuku Kee Me」、商業的成功のみに囚われる現状を異を唱える「African Dreams」、ヘヴィ/スモーキーで歯切れの良いホーン・トラック「Bad Man Lighter」、過去、現在、未来のリーダーたちの名前を連呼する「Last Revolutionary」など全8曲を収録!
国内仕様盤:帯・日本語解説付き
発売・販売元 提供資料(2018/01/19)
ぶっとい葉巻を咥えてこちらを見据える迫力のジャケットもキマったシェウン・クティのニュー・アルバム。フェラ・クティの末っ子としてアフロビート道を継承しているシェウンはいまや押しも押されぬキング。そういった自信はジャケのみならず本編にも漲っており、アツいグルーヴにクールなエッセンスが埋め込まれていて今回も間違いない。プロデュースは前作に続いてロバート・グラスパーが担当。目玉はレジェンドのカルロス・サンタナを招いた"Black Times"で、ミディアム・ファンクにねっとり絡んで咽び泣くカルロスのギターも最高だ。シェウンと女性コーラスの掛け合いで盛り上がる"Black Man Lighter"もカッコ良い。まさに脂の乗り切った内容で、まだしばらくはキングの座も安泰でしょう。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.413(2018年3月25日発行号)掲載)
この10,000mを笑顔で全速完走してしまうよな超強靭なグルーヴ、シェウン以外誰が生み出せるだろう! 父フェラ・クティのサウンドとプロテスト性を最もストレートに継承した王道アフロ・ビートは冒頭から快走をみせM-2のサンタナによるネバドロなロック熱放射しまくり8分間ぶっ通しのインプロ・ギターですでに汗だく。中盤クールダウンするもラスト2曲のロングスパート凄まじく、M-9のロウなサックスの印象的フレーズと4つ打ちイントロはムーンフーチを想わせ鮮烈。そして盟友グラスパー仕事も冴え渡り、各楽器の音を明確に聴かせることで的確に彼らのサウンド・イメージを音像化している。
intoxicate (C)小畑雄巨
タワーレコード(vol.131(2018年2月20日発行号)掲載)
カルロス·サンタナも参加し、アフロビートに触れたことのないロックファンにも聴いて貰いたいアルバムです。