朝比奈隆(1908-2001)の生誕110年を祝し、その偉業を称える。新日本フィルとの≪ベートーヴェン 交響曲全集≫。60年を越える朝比奈の演奏歴のなかで、レパートリーの中核をなしたベートーヴェンのシンフォニー。全曲演奏は10回を越え、1997年から98年にかけておこなわれた本CD収録の<チクルス>は8作目の全曲録音。 (C)RS
JMD(2018/01/31)
朝比奈隆(1908-2001)の生誕110年を祝し、その偉業を称える---新日本フィルとの《ベートーヴェン交響曲全集》。60年を越える朝比奈の演奏歴のなかで、レパートリーの中核をなしたベートーヴェンのシンフォニー。全曲演奏は10回を越え、97年から98年にかけておこなわれた本CD収録の<チクルス>は8作目の全曲録音となります。数種類の新原典版の登場、またピリオド楽器でのアプローチなど、近年のベートーヴェン演奏は新時代を迎えました。しかし、この『近代』を経過してきた<耳>にも、朝比奈の演奏は色褪せるどころか、実に新鮮に聴こえます。軽佻浮薄という言葉から最も遠い、歩を踏みしめるような音楽。一音一音に、ベートーヴェンの音楽に内在する強烈なエネルギーを刻む演奏は、まさに久遠の響きを宿しています。UHQCDで十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。
フォンテック
発売・販売元 提供資料(2017/12/26)
朝比奈隆生誕110年を記念して8番目となる《ベートーヴェン:交響曲全集》のリリースが始まる。第1弾は1番(97年9月25日)と6番(98年3月16日)。サントリーホールでのライヴ収録。UHQCD仕様。朝比奈自身がスコアを「教科書」と例え、「音楽家にとっての基本」と語ったベートーヴェンの交響曲。その演奏はまさに正攻法といったもので、じっくりとしたテンポで進み、記された音符を一音たりとも疎かにしないといった気概を感じさせる。自然と心に入ってくる音楽の心地よさと説得力にあふれたその真摯な演奏をずっと聴いていたい、何度でも聴きたいと思わせるような満足感、充実感を与えてくれる一枚。
intoxicate (C)貴島崇
タワーレコード(vol.131(2018年2月20日発行号)掲載)