アルジェリアのワールドミュージック~ロックバンド、Imarhan(イマルハン)が待望の2ndアルバムをリリース! ヨーロッパのツアーではカート・ヴァイル、ティナリウェン、ソンゴイ・ブルースのサポートも務める実力派バンド!
2016年にイマルハンがセルフ・タイトルのデビューアルバムをリリースしたとき、彼らは既に才能とメディア露出が飽和したジャンルに足を踏み入れながらも、その中でトップへと浮上し、「トゥアレグ・ミュージックのニューウェイヴ」として歓迎を受けた。アルジェリアはタマンラセット出身の彼らが大きな期待を背にカリブーやナダ・サーフ、ジュニア・ボーイズが所属するドイツのレーベルからセカンド・アルバム『テメット』をリリースする。
タマシェク語で「つながり」を意味する『Temet』と名付けられたこのアルバムは、力強い連帯への呼び掛けだ。それは、私たち皆がつながっていること、そして歴史の中でも重要なこの時代において、あらゆる文化が直面している問題を解決するには、そうしたつながりを受け入れ、取り込むことこそが唯一の方法なのだ、と人々に思い起こさせる。
「トゥアレグ・ミュージックのニューウェイヴ」における旗手としてシーンに現れた彼らは、2017年の頭にパリでレコーディングされ、Patrick VotanとティナリウェンのEyadou Ag Lecheの協力を得て、バンド自身によってプロデュースされたこのアルバムで、クリエイティヴィティの面でも芸術性の面でも大きな飛躍を遂げている。いまや揺るぎない立場を確立し、アルジェリア/マリ国境エリアの次世代のミュージシャンたちからも先導者と目される彼らは、このアルバムにおいて、サウンドの幅をさらに広げ、デビューアルバムの瞑想的な砂漠のブルースを超えて、ファンク、ディスコ、ロックなどの要素を取り入れた。
発売・販売元 提供資料(2017/12/22)
Rolling Stone - 3 stars out of 5 -- "Tough but warm, TEMET contains the handclaps, female vocal responders, and grain-mortar and goatskin tinde percussion of Tuareg music, but with gnarlier guitars..."
Rovi
カート・ヴァイルから欧州ツアーのサポートに指名されて話題を呼んだ、〈砂漠のブルース〉のニューカマーによるセカンド・アルバム。前作でのズブズブなサイケ・テイストを残しつつ、オープニング・トラックに象徴される通りディスコ・ファンクなどダンサブルな要素を強めたプロダクションは、レーベルメイトであるカリブーの近作とも似た聴き心地。クリエイティヴィティーの高まりが窺える会心の出来だ。
bounce (C)西尾洋儀
タワーレコード(vol.412(2018年2月25日発行号)掲載)