勢いが止まらない男="クレイグ・デイヴィッド"。2016年の前作『フォロイング・マイ・イントゥイション』で、2000年に発表したデビュー・アルバム『ボーン・トゥ・ドゥ・イット』以来、16年ぶりに全英1位獲得し、華々しい復活が話題となった。そこからたった一年後の勢いに乗る中での最新作&期待作が完成。UKガラージ、R&B、ダブステップのクレイグの要素はずれずに、新進気鋭のプロデューサー陣(ジョナス・ブルー、ゴールドリンク、ケイトラナダ等)ともタッグを組み、ダンス、EDM、トロピカル・ハウスを駆使、元も旬なジャンルも網羅した作品。 (C)RS
JMD(2017/12/12)
一2017年の前作『Following My Intuition』が初作『Born To Do It』(2000年)以来16年ぶりに全英No.1に輝き、見事に復権したクレイグ。ジョナス・ブルーによるポップな"Heartline"、バスティルとの"I Know You"を経ての新作は、そんな前作をも余裕で凌ぐ、〈らしさ〉満開の内容になった。本人も初作を連想したそうだが、確かに軽めのハウスやレゲエ・フュージョン、アフロ・ポップなど、現行UKの折衷的なトレンドは往年の滑らかな軟体MC歌唱に合うパーカッシヴなものになっているわけで、そうなると必然的に往時を想起させる局面も多くなるのだろう。そんな巡り合わせの運に加え、盟友フレイザーT・スミスが久々に多くの楽曲を手掛けたのも好作用。ゴールドリンクやAJトレイシーの客演も活かす快作だ。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.411(2018年1月25日発行号)掲載)