レイト90's~アーリー'00sのL.A.アンダーグラウンド・シーンを席巻した異端児集団 Jurassic 5の一員として、また盟友 DJ Shadowとともに7インチを駆使したディープ・ファンク/ブレイクビーツの伝説的セッション「Brainfreeze」でも世界中のヘッズ/ディガー達を狂喜させた奇才 Cut Chemistが、Jurassic 5を脱退した'06年にリリースの前作『The Audience's Listening』から数え、なんと12年ぶりとなる2ndアルバムを発表!
その12年の間、アフリカ~南米の辺境音楽からフランス産ニューウェーブ、ポストパンク、インダストリアルなど世界各地の未開拓音源にスポットを当てたミックス作品/コンピレーションをリリースしマニア達を唸らせつつ、'13年以降に至ってはJurassic 5のリユニオンの動きも活発になる中、今回のフルアルバムの制作過程では実に2年以上にも及ぶ歳月をミックスやアレンジ作業に割いたという、拘りっぷりもハンパではない超入魂作だ。
参加アーティストは、御大 Biz Markie、Jurassic 5のChali 2Na、お馴染みEdan、Mr. Lif、Myka 9らラッパー陣もさることながら、オルタナティブ・ロック・バンド The Mars Voltaの元メンバーであるドラマー Deantoni Parksや、DntelことJimmy Tamborello、L.A.のマルチ・インストゥルメンタリスト Dexter Storyなど、まるでバンド編成の如き盤石の布陣に加え、勘の良い方はもうお気づきであろう、共同プロデューサーとしてあのCarlos Ninoが全面バックアップ!「ディグ」、「カット&ペースト」、「スクラッチ」というキーワードを軸にあらゆる音楽的エレメントを取り込んで独自のアートフォームへと昇華した、奇才Cut Chemistの突き抜けた世界観は今回も我々の度肝を抜いてくれる。
発売・販売元 提供資料(2018/03/08)
2006年の『The Audience's Listening』から実に12年ぶりとなるセカンド・アルバム。インスト中心の構成だった前作に対し、今回はほぼ全編でラッパー/ヴォーカリストをフィーチャー。聴きものはカット・ケミスト選曲のコンピでお馴染みのヴォックス・ポプリ"Alternative Fresh"を引用したインダストリアル調の"Work My Mind"で、何とここではチャリ・ツナとの共演が実現。ジュラシック5本格活動再開の布石となるか?
bounce (C)高橋芳朗
タワーレコード(vol.414(2018年4月25日発行号)掲載)