同郷のDorian ConceptやThe Clonious諸作でも印象的な仕事を残し、最近ではCHVRCHES、やThe 1975、そしてSky Ferreiraのリミキサーに抜擢されてきたオーストリア出身のビートメーカー兼ジャズ~インプロ・ドラマー、Clemens Bacherのソロ・プロジェクトCID RIMが待望のデビュー・アルバムをリリース!
Steve Reichを倍転しながらピッチを上げていくような緊迫感あふれるミニマル・トラックにスリリングでダイナミックなドラミングがシンコペートする「Surge」、ブルックリンのシンセ・バンドFriendsの元メンバーでBlood Orangeのコラボレーターとしても活躍するSamantha Urbaniを迎えた「Repeat」ではHudson MohawkeやRustieを更新するポスト・ポスト・モダンなハイエナジー・トラックが炸裂、Petite Noirのかつてないほどのエモ歌唱にフリージャズやゴスペルがトランス化したシンセ・レイヤーが渦巻く「One Last Thing」など<LuckyMe>が"秘密兵器"と語る通り、エレクトロニック・ミュージックとジャズの衝突点としては凄まじい熱量の火花を撒き散らす本作。 今後のビートミュージック・シーンを占ううえでターニング・ポイントに位置付けられそうな超問題作が遂にドロップ!
発売・販売元 提供資料(2017/11/30)
Clash (Magazine) - "Opening with the tape-worn piano ambience of `Clay', Bacher launches into a frenzy of instrumentation with the dense synth arpeggios of `Surge', the polyrhythmic crescendo of `Zunder', and the frantic jazz-funk of `Mouches Volantes'."
Rovi
ドリアン・コンセプトのツアー・メンバーとして来日経験があり、スカイ・フェレイラのリミックス仕事でも知られるドラマーが、どえらい初ソロ作を投下した。スティーヴ・ライヒとOPNとオーネット・コールマンが眉間に皺を寄せながらセッションしているような、危機迫るミニマルトロニカ・フリージャズ! シンコペーションの効いた複雑なリズムに意識がブッ飛ぶ"Surge"や、ペティート・ノワールのゴスペル仕込みな歌声とトランス風のオケとが絶妙なミスマッチ感を生む"One Last Thing"など、〈マイルス・デイヴィスが聴いたらどんな顔をするかな?〉とか考えるだけで心臓バクバクだ。これを聴かずして2018年は始められない、実験ジャズ~ビート・ミュージック界隈の新たな指標となりそうな衝撃盤!
bounce (C)人與拓馬
タワーレコード(vol.410(2017年12月25日発行号)掲載)