ハイエイタス・カイヨーテのネイ・パーム、初のソロ・アルバム「Needle Paw 」のアナログ盤
メルボルン発フューチャー・ソウル・ユニット:ハイエイタス・カイヨーテ(以下HK)のヴォーカル=ネイ・パーム。オリジナリティ溢れるファッション・センス、フラメンコやオペラまでレパートリーに持つ圧倒的な歌唱力と強烈な存在感をステージで放つネイ、初のソロ・アルバムが届けられる。音楽的な影響をうけたアーティストやHKのカバーと、オリジナルが収録される。2011年オーストラリアのメルボルンで結成された4人組HKは、ジャンルを自在に超越するグル―ヴ溢れるサウンドで世界中を魅了するジャム・バンド。予測不能に紡がれていく摩訶不思議新世代ミクスチャー・サウンドが人気の秘密。その紅一点ギター・ヴォーカルであるネイ・パームは、シンガーであり、作曲家、ギタリスト、インスト奏者、プロデューサー、そして詩人。今作は、ネイの書き下ろし新曲6曲とハイエイタス・カイヨーテ(以下HK)とデヴィッド・ボウイやジミヘン等音楽的な影響を受けたアーティストのカバーで構成されている。そのサウンドに賛辞を惜しまず、ライヴ会場にも聴きにきていたプリンスのお気に入りだった「ボーダーライン・ウィズ・マイ・アトムズ」をはじめ、HK作品から「アタリ」「メビウス」「ウェン・ザ・ナイフ」「モラセス」の5曲がセレクトされている。但し「ウェン・ザ・ナイフ」は、2016年シーズンからハイエイタス・カイヨーテがライヴで演奏している新曲で、この曲がスタジオ録音されたのはこれが初となる。また「ブリージング・アンダーウォーター」もHKセカンド・アルバム『チューズ・ユア・ウェポン』からのセルフ・カバーだが、この曲はネイが愛してやまないデヴィッド・ボウイの「ブラックスター」とレディオヘッド「ピラミッド・ソング」のメドレーとして収録された。フューチャー・ソウル・ユニット4人が織りなす濃密バンド・サウンドとは全く異なる趣をみせるネイのカバーはイマジネーション豊かでインティメイト。ギターとヴォーカルというシンプルな音づくりによる繊細かつオーガニックな音空間が無限に広がる。
発売・販売元 提供資料(2017/10/20)
Paste (magazine) - "[H]er incredible artistry and emotional gravity are ever-present, much of NEEDLE PAW strips away the lush instrumentation found on Hiatus Kaiyote records in favor of just a guitar, a voice, and some light accents here and there."
Rovi
アーティーな佇まいで意識高い系の支持を集めるハイエイタス・カイヨーテの紅一点が発表した初のソロ・アルバムは、書き下ろしとバンドでの曲を含むさまざまなカヴァー群で構成された一枚。主役の歌とシンプルなギター・プレイを中心にしたオーガニックな作風は、その根源にある魅力を明らかにするものでしょう。その意味ではジミヘンやボウイ以上にタミア"So Into You"のカヴァーが興味深いのは言うまでもないです。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.409(2017年11月25日発行号)掲載)
ハイエイタス・カイヨーテ(以下HK)のネイ・パーム初のソロ作は、新曲とHKの曲をヴォーカルとギターでプレイしたシンプルな…と言いたいところだが、ジェイソン・グルウィウィによる先住民族の歌で始まり、ムラトゥ・アスタトゥケの音階を拝借した《Molasses》や、ボウイ《Blackstar》~レディオヘッド《Pyramid Song》~HK《Breathing Underwater》のメドレーもあり、歌とギターが際立つと同時に、陳腐な弾き語りでは終わらせない仕掛けが満載だ。HKのカヴァーは、まるで制作過程を覗かせてもらったようなプリミティヴな響きで、彼女の歌唱とギター・プレイがたっぷりと堪能できるのも喜ばしいかぎり。
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.130(2017年9月25日発行号)掲載)