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フォーマット 書籍
発売日 2017年09月20日
国内/輸入 国内
出版社白水社
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784560072158
ページ数 328

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

劇作家の苦闘、甦るブルガーコフ最後の傑作

独立劇場のために戯曲を執筆したマクスードフだが、様々な障害によって上演は先延ばしに。劇場の複雑な機構に翻弄される作家の悲喜劇。

劇場の複雑な機構に翻弄されながらもその虜となっていく作家の悲喜劇を戯画的に描いたこの作品は、スターリン体制下のロシアで反革命的との批判を浴び、劇作に活路を見出すも上演中止が相次ぎ、困難な状況に陥ったブルガーコフ自身の体験に基づいている。発表の当てもないまま書き続けられ、没後16年に初めて出版されて劇的な復活を果たした未完の傑作。

作品の情報

あらすじ
『船舶通信』のしがない記者兼校正係マクスードフは、昼は新聞の仕事をしながら、夜は小説を書き続けていた。ある夜、突然部屋を訪れた著名な編集者ルドルフィによって文芸誌に掲載が決まり、作家の仲間入りを果たしたマクスードフだったが、それが苦難の始まりだった。ルドルフィは発売前の雑誌と共に姿を消し、<独立劇場>の依頼で自作を戯曲化するも、演出家の介入や劇場内の対立など、様々な障害によって上演は先延ばしされる。

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狼と犬(ネミロフスキーの小説の題みたい…)。肩書や名声を持たぬ者とそれを得た者。空腹の狼が微笑し、満腹の飼い犬が悲嘆することもままある(フラカンの鈴木圭介さんがライブでロフトのそばのペットショップの切なさを言ってたな、もう十何年も前のことだけど…)。心に眠る茫漠たる原風景を呼び醒ます狼の要素と、固定した役柄(とマンネリズム)をもたらす犬の要素の結合が劇場。狼と犬が出遭うときの両者の驚きが劇の母胎。
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