| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2017年11月11日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Praga Digitals |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | PRD250383 |
| SKU | 3149028116229 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:21:55
【曲目】
ビゼー:
(1)交響曲ハ長調
(2)組曲「ローマ」(全4曲)
(3)子供の遊び(全5曲)
【演奏】
ズデニェク・コシュラー(指揮)
チェコ・フィル(1)(3)、
ファート・マンスーロフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団(2)
【録音】
1986年11月/プラハ(1)(3)、1961年10月5日(2)、1967年1月日(3)/モスクワ(ライヴ)(2)

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ビゼーの交響曲 ハ長調と 交響曲(組曲)『ローマ』に小組曲『子供の遊び』を組み合わせた アルバム。
日本でもお馴染みだった、ズデニェック・コシュラー指揮の チェコフィルによる 交響曲と『子供の遊び』。これは1986年の録音で、LP発売されるも すぐにCDの波に圧されて消えてしまったものの 嬉しい再発売。
交響曲の丁寧な演奏はLP発売直後にFMの放送を聴いてからの、好印象 そのまま。第1楽章のヴィオラやチェロの伴奏音型のしっかりとした刻みと、アウフタクトからのフレージングのしっかりとした構築感の組み立てが 素晴らしいです。
その後も しっかりとした 立体感をもった組み立てが見える演奏です。
反復はすべて行うものの、スケルツォのダ・カーポ後のテーマ提示の8小節は素通りが 残念でした。
収録では最後の『子供の遊び』は 大きなオーケストラによる重厚なスタイル。全体的に遅めのテンポで 丁寧に描かれています。『おままごと』の2人の対話を思わせる旋律の絡みがきれいです。
そして フアト・マンスロフ指揮のモスクワ放送交響楽団の1967年の録音の『ローマ』。こちらは 1980年代に 新世界レコードで見掛けたメロディア盤?からの復刻でしょうか?
第1楽章のホルンの四重奏から 緑の森林を感じさせる長閑な風景が広がります。Allegroに入ってからも丁寧な演奏で貫かれています。
スケルツォの第2楽章も カノン風の掛け合いが明瞭な演奏で 作品の構造がしっかり見えるスタイル。トリオの流麗な旋律との対比が鮮やか。
第3楽章の「行列」の宗教的で敬虔な美しさは この作品のクライマックスでしょう。とても温かい響きが心に沁みます。
終楽章の「カーニバル」の開放感のある明るい音楽で 気持ち良く閉じられます。
コシュラーの名盤に 粋な組み合わせの このアルバムは、ぜひ「アルルの女」や「カルメン」の次に聴くには もってこいの1枚です。
そして スコア片手に音楽を聴く方にも!