その時代にサクソフォンと出会っていたならー。J.S.バッハの無伴奏曲と上野耕平の息吹が交錯する。
上野耕平が"音楽の父"と対話をする。
300年前に作られた音楽に、現代を生きる上野耕平が新しいサクソフォンという楽器で命を吹き込む。
2014年、サクソフォンがジャズや吹奏楽だけではないと知らしめる名刺代わりの1stアルバム「アドルフに告ぐ」で鮮烈なデビューをして以降、サクソフォン界、そして吹奏楽界でもトップに登りつめてきている上野耕平。サクソフォンが本来クラシックの楽器ということ、そして"音楽の父"とも呼ばれるバッハの音楽と対話することで、上野耕平を介して音楽が時代を超える。
録音は、バッハが生きていた時代(1685-1750)より前に、ドイツのシュトゥットガルトから南に約50キロ行ったメッシンゲンMossingenという町にある「聖ペーター&パウル教会 Peter-und-Paulskirche」(1517-1527建築)にて録音予定。現地の録音エンジニアがリサーチを重ね、無伴奏に最も適したサウンドを求めた結果、メジャーな教会ではなくこの教会に辿りついた。建て直しはしているが、バッハが生きていた時代にもあった教会で、昔の空間で、ドイツという土地の空気の中でバッハの音楽と向き合う。
(Columbia)
《上野耕平》
茨城県東海村出身。8歳から吹奏楽部でサックスを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。これまでに須川展也、鶴飼奈民、原博巳の各氏に師事。第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年11月、第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。現地メディアを通じて日本でもそのニュースが話題になる。また、スコットランドにて行われた第16回世界サクソフォンコングレスでは、ソリストとして出場し、世界の大御所たちから大喝采を浴びた。2015年9月の日本フィルハーモニー交響楽団定期公演に指揮者の山田和樹氏に大抜擢。この公演は、クラシックサクソフォンの可能性が最大限に引き出され、好評を博す。また2016年4月のB→C公演では、全曲無伴奏で挑戦し高評価を得ている。CDデビューは2014年『アドルフに告ぐ』、2015年にはコンサートマスターを務める、ぱんだウインドオーケストラのCDをリリース。現在、演奏活動のみならず「題名のない音楽会」、「報道ステーション」等メディアにも多く出演している。また2016年4月からは昭和音楽大学の非常勤講師として後進の指導にあたっている。《The Rev Saxophone Quartet》ソプラノサクソフォン奏者、ぱんだウインドオーケストラコンサートマスター。
発売・販売元 提供資料(2017/11/14)
2014年、ファースト・アルバム『アドルフに告ぐ』で鮮烈なデビューをして以降、サクソフォン界だけでなく、吹奏楽界、クラシック界でも著しい活躍を続けている上野耕平によるサード・アルバムは、J.S.バッハの無伴奏曲集。"音楽の父"バッハが生きていた時代には存在しなかったサクソフォンで、現代を生きる上野耕平が時代を超えてバッハの音楽に命を吹き込む。 (C)RS
JMD(2017/11/10)