ミニマル・ジャズ・サウンドが誘う、美しき音の森。
英国ジャズシーンにおいて最も注目されているピアノ・ドラム・サックスの変則トリオ、ママル・ハンズの3rdアルバム。インスト・ミュージックとしても秀逸で、シンプルなトリオサウンドの中にポストロックやアイリッシュ・フォークの他、ワールドミュージックなどをミニマルに昇華させ、時にループの渦に飲まれることで恍惚とした美しさを実感できます。
(C)札幌ピヴォ店:小阪 和明
タワーレコード(2018/12/28)
UKジャズシーンで今最も先鋭的なサウンドを展開し注目を集めるマンチェスターのレーベルGONDWANA RECORDSからゴーゴー・ペンギンに続くネクスト・ブレイク確実なジャズ・トリオ、ママル・ハンズが前作『フロア(Floa)』から1年ぶりとなる3枚目のアルバム『シャドウ・ワーク(Shadow Work)』を完成させた。
2016年のタワーレコード輸入盤ジャズCDで最も売れた作品として渋谷店、新宿店の2016年輸入盤CD年間ジャズチャート1位を獲得し、日本でも大きく注目された彼等のサウンドはピアノ、ドラム、サックスのベースレスな変則トリオ編成で奏でられるミニマル・ジャズ・サウンド。ミニマルな反復するコードの中を漂うサクソフォンの美しいインプロヴィゼーションに思わず引き込まれる「Black Sails」、ループする小さなテーマから徐々に壮大なサウンドスケープを描く「Boreal Frost」、現代的なアイリッシュ・フォークに触発されたという「Solitary Bee」、タブラをフィーチャーした重厚でメロディアスな「Three Good Things」、「Living Frost」、ニックの美しいピアノソロパートとフィールドレコーディングが融合したラスト・トラック「Being Here」まで、彼等が影響を受けたというスティーヴ・ライヒからエイフェックス・ツイン、アフリカ音楽からアイリッシュ・フォークまで、さまざまなジャンルのエッセンスが彼等のフィルターを通過して表現されるポストロック的とも言える新しいジャズ・サウンド。
発売・販売元 提供資料(2017/09/05)