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| フォーマット | SHM-CD |
| 発売日 | 2017年12月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | DG Deutsche Grammophon |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | UCCG-52049 |
| SKU | 4988031249314 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:19:26
【曲目】
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
1.交響曲第3番 へ長調 作品90
2.交響曲第4番 ホ短調 作品98
【演奏】
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1989年9月(1)、1991年9月(2)ベルリン

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私自身は、ブラームス交響曲全集をザバリッシュ・ウィーン響で聴き始めた。2枚組LPの表裏に全4曲が入っている徳用盤だった。でもそれまでベートーヴェンの交響曲を順番に聴いていた私には、この優柔不断な音楽は「なんじゃこれ」という感じでちっともこころに響かなかった。
レコード屋の店員さん(その頃はクラシック音楽の専門家だった)に聞いたら、フルトヴェングラー・ベルリンフィルで聴いてごらんなさい、と言われた。
フルトヴェングラーの演奏で3番・4番を聴いたらブラームスの言いたいことがすぐに分かった。フルトヴェングラーはまるでブラームスもベートーヴェンの交響曲のように怒涛のように演奏する。結果、ブラームスのベールはぶっこ抜かれてブラームスの本音が飛び出すというわけである。
フルトヴェングラーはやはり凄い。だから、今でも聴いている。音が悪いだって、フルトヴェングラーの演奏を聴いて音がどうのこうの言ってちゃだめだ。
同じベルリンフィルでもカラヤンの演奏は全然だめだ。ゴージャスなだけで、ブラームスのけつまがり、屈折、回りくどさが全然感じられない。カラヤンだって百も承知していたのだろうが、流麗な演奏哲学を捨てられなかったのであろう。
カラヤン・ベルリンフィルんの最後のブラームス交響曲全集のすぐ後にアバドが全集を完成しているが、これが同じベルリンフィルかと思うほど音が違う。
どこかにドイツの田舎臭い匂いを残している。ブラームスの音はこれでよいのではないか。フルトヴェングラーのダムの決壊のような怒涛もないし、カラヤンのように肩ひじ張ってもいない。
比較的ゆっくりとしたテンポで落ち着いてやっている。
ベルリンフィルでブラームス交響曲を聴くならアバドがいい。
もしブラームスの回りくどさが気になるならフルトヴェングラーの演奏を先に聴いておけばいい。
クラシック音楽と言っても所詮、西洋の音楽である。演歌を聴くのとは違う。よさが分かるにはそれなりの工夫が必要なのだ。と私は思うのだがいかがなものでしょうか。