仇敵への復讐の機会を伺っていた元将校が、罪の意識から美しい女のために危険な護衛に着く巨匠サム・ペキンパー監督の劇場映画デビュー作がHDデジタルリマスター、シネマスコープ版で復刻!

モーリン・オハラの兄チャールズ・フィッツシモンズ、そして脚本家であるA.S.フライシュマンの設立した製作会社カルーセルの第1回作品の主演に『罠にかかったパパとママ』でオハラと共演したブライアン・キースが主演で招かれる。オファーを受けたキースは、まだ監督が決まっていないことを知ると、旧知のサム・ペキンパーを推薦し、診を受けたペキンパーが初の劇場用作品のチャンスに飛びつくこととなった。
オールド洋画ファンにとって、本作のチェックポイントの一つは、モーリン・オハラのフィルモグラフィのなかでも珍しい、というか唯一の全裸を暗示させるエロティックなシーンがあることだ。勝ち気で活動的、健康的なアイリッシュ娘を演ずることの多かったオハラだが、兄弟とつくったプロダクションで他から干渉されない映画づくりを試みた本作では、今まで演じたことのなかった新生面を見せたかったとも勘ぐられる。

●TVシリーズ「ライフルマン」「遙かなる西部」で腕を鳴らしたサム・ペキンパーの栄えある劇場映画初監督作。
●ストイックな男の孤独と哀感が漂い、モーリン・オハラの凛とした美しさや、郷愁を誘う西部の風景が印象に残る。
●西部劇ファン必見のモーリン・オハラの唯一のセミヌードシーンが鮮やかによみがえる!
●ファン待望のHDデジタル・リマスター、オリジナルのシネマスコープ版で復刻!(現在市販されているワンコインDVDではスクリーンの両端がカットされた4:3スタンダード版で、TV機能によって16:9サイズに変換されて視聴できるものもあるが、これもズーム機能を使っているので、本来のシネマスコープサイズの画面ではない)