バズ・ラーマン監督が描く、恋とダンスの青春ストーリー!!
『ロミオ&ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』へと続く"レッドカーテン・トリロジー"第一作、待望の初Blu-ray化!!

情熱的で型破りな社交ダンス界の若き才能 スコット・ヘイスティングの挫折と再起、青春と恋を描いた『ダンシング・ヒーロー』は、若き日に社交ダンスをたしなんでいたという監督の、趣味とこだわりが詰まっている。
監督であるバズ・ラーマン自身による戯曲「Strictly Ballroom」がもとになっており、これには『華麗なるギャツビー』までの諸作で脚本を担当するクレイグ・ピアースも参加。映画化に際しては、共同で脚本を手がけている。また、監督の妻でもあるキャサリン・マーティンがプロダクション・デザイナーとしてクレジットされているほか、いわゆる"レッドカーテン・トリロジー"に携わることとなるスタッフ・キャストの名前が連なっている。
主演は、少年時代から舞台とダンスに生きてきたポール・マーキュリオ。ヒロインのフランを演じたタラ・モーリスも、本作の舞台版で活躍した実力者だ。2人の挑戦と恋を軸にして描かれる物語は、かつてのハリウッド製ダンスムービーのスタイルを踏襲しつつ、スピーディーな小気味いい演出で、ひと息にエンディングへと駆け抜けてゆく。コメディタッチに始まった映画の行く末を見届けたとき、得も言われぬ感情の高ぶりに包まれていることだろう。上映後に15分間のスタンディングオベーションが巻き起こったという第45回 カンヌ国際映画祭で、ユース賞(海外作品部門)を受賞。第46回 英国アカデミー賞 作曲賞・衣装デザイン賞・プロダクションデザイン賞、第15回 トロント国際映画祭 観客賞、そして第34回 オーストラリア映画協会賞(現・豪アカデミー賞)作品賞など計8部門ほか、各国の映画祭で多くの賞を受賞した、バズ・ラーマンの初映画監督作である。