常に時代をリードし、日本でも絶大な人気を誇るジャズ・レーベル、Blue Noteで現在精力的に活動し続ける代表的ミュージシャンたちが一同に会した夢のスーパー・グループBlue Note All-Starsが2枚組CDを発表。トランペット Ambrose Akinmusire,キーボードのRobert Glasper, ベース Derrick Hodge, ギター Lionel Loueke, ドラムス Kendrick Scott そしてテナー・サックス Marcus Stricklandという現代ジャズ最先端の6人は2014年に同レーベルの75周年を記念して集結。その年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでライヴ・デビュー。その後も何度かライヴを行っていたが、ついに2017年アルバム・リリースが実現。アルバムのプロデュースは現ブルーノート・レーベルの社長であるドン・ウォズとロバート・グラスパーの二人が担当。収録曲はバンド・メンバーのそれぞれのオリジナル楽曲に加え、ウェイン・ショーターの楽曲2曲が収録。そのうちの1曲は1965年にブルーノート・レーベルよりリリースされたウェイン・ショーターの代表作『スピーク・ノー・イーヴル』に収録されている「ウィッチ・ハント」の18分にもなる壮大なカヴァー。さらにウェイン・ショーターのカヴァー「マスカレロ」では、スペシャル・ゲストとしてウェイン・ショーター本人と長年の音楽パートナー、ハービー・ハンコックも参加し、世代を超えたコラボレーションが実現!!
発売・販売元 提供資料(2017/08/21)
2014年にブルーノート75周年の節目のイヴェントの為に結成されたスーパーグループがついに音源を発表。レーベルの看板であり現代ジャズ最大のアイコン、ロバート・グラスパー主導で集結したメンバーは現行のブルーノートがそのまま現代ジャズの主流であり最先端であることを示すような面々。そして、そこで奏でられるのは、それぞれが普段魅せる新しい表現の裏にジャズという一つの大きな精神が息づいていることを如実に表す音。ジャズに何度も新しい風を吹き込み続けてきたハービー・ハンコックとウェイン・ショーターの参加も象徴的な、レーベルそしてジャズにとってマイルストーンとなる作品だ。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.130(2017年9月25日発行号)掲載)