フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2017年08月02日 |
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規格品番 |
SICP-5449 |
レーベル |
|
SKU |
4547366314496 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:51:10
-
1.[CD]
自作曲が大ヒットに繋がらないというジレンマは、彼にとって深刻な問題だったのかもしれない。
本国はともかく、日本での扱いは厳しい。本作の原題は『This One’s For You』だが、当初、LPレコードのタイトルは『恋人達への讃歌』であり、タイトル曲も同名であったものが、いつの間にか全米No.1ヒットの『想い出の中に』に変えられてしい、同名曲も「愛を歌に込めて」とされてしまった。もちろん、タイトル曲はバリー自身のペンによるもので、アルバムの冒頭を飾っており、先行シングルだったが、ビルボード・チャートの成績は芳しくなかった。ちなみに、次回作の『愛と微笑の世界』などは原題が『Even Now』で同名タイトル曲もバリーの自作だが、最初から「忘れえぬ面影」としてクレジットされていた。哀しい。
気を取り直して…、アルバムは前作の”ミュージカルふう”からグレイド・アップしたポップ・ヴォーカル・アルバムの王道を往く仕上がりで、棄て曲なしの秀作だ。シングル・カットされたバラード3曲(後のライヴ曲を除く。)は、スタイルや構成が類似しているにもかかわらず、それぞれに個性があって、記憶に残る名曲たちだ。特に「ニュー・イングランドの週末」(シングルは「恋のウィークエンド」で発売)は、ランディ・エデルマンの牧歌的な原曲をドラマチックなバリー調にリメイクした、全くの”別物”として再生されている。好みは分かれるが、個人的には、舞踏会のシンデレラのようなメイク・アップが施されたバリー・マニロウ版を気に入っている。
泣く子も黙る「オール・ザ・タイム」といった十八番のバラードも絶品だが、ミラクルなアップ・ビートで翔び回る「星への旅人」もアルバムに華を添えている。他にも前作の流れを汲む「ジャンプ・シャウト・ブギー」や「レット・ミー・ゴー」といったステージ映えする楽曲も忘れてはならない。
"赤"を基調とする前作に対抗するように、本作は"青"を基調としている。
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