ロイヤル・ブラッド+ニルヴァーナxハードコア?!?!米カリスマ・ロックバンド、'68(シックスティーエイト)がセカンド・アルバム『トゥー・パーツ・ヴァイパー』をリリース!元ノーマ・ジーン、ザ・チャリオットとして活躍したヴォーカル、ジョシュ・スコギンによるオシャレでワイルドなプロジェクト!
2013年11月、ヴォーカルのジョシュ・スコギンが所属していたカオティック・ハードコア・バンド、ザ・チャリオットが解散。数週間後に、ジョシュが2人組みのロック・プロジェクト、'68(シックスティーエイト)を結成。ザ・チャリオットのカオティックなハードコアサウンドからは一変し、おしゃれなロックサウンド変化し2014年7月にデビュー・アルバム『In Humor And Sadness』を発表。アメリカツアーも実施し、精力的に活動した。そして、2017年6月に待望のセカンド・アルバム『トゥー・パーツ・ヴァイパー』を〈Cooking Vinyl〉から発売!アルバムのタイトルはジョシュがオーストラリアのツアー中にみた夢からきており、次のようにコメントしている。「夢の中で、イケてるスーツを着てる男が俺の方に近づいて着て、お前は"トゥー・パーツ・ヴァイパー"つまり、クサリヘビの力を持たないと失敗すると宣言された。その夢は当時の自分の心理状態にぴったりだったし、すごい面白い言葉だと思ったからアルバムのタイトルにしたんだ」本作の制作過程はユニークなものだった。数週間スタジオに引きこもってアルバムを制作するのが多くのバンドのやり方だが、本作は7ヶ月をかけて、ツアーとツアーの間に1、2曲ずつをとったそう。歌詞もレコーディングしながら作ったので、ある期間の思考ではなく旅のような歌詞になっている。歌詞も曲も様々なシュチュエーションで制作されたので、サウンド面でもバラエティーに富んでいる。ザ・チャリオットを匂わせるカオティックな部分を残しつつ、おしゃれで新鮮なロックサウンドを取り入れている。オクターバーと言うギターのエフェクターを使用し、ギターの音を太くユニークにしており、ロイヤル・ブラッドやデス・フロム・アバヴ1979を彷彿とさせるサウンドだ。他にもアルバムには90年代のオルタナ感のある楽曲などどあり、聴きごたえたっぷりのアルバムに仕上がってる。
発売・販売元 提供資料(2017/04/28)
Alternative Press - 5 stars out of 5 -- "Scogin and drummer Michael McClellan bring the noise in the most righteous ways....TWO PARTS VIPER is the best record of the year."
Rovi
チャリオットのフロントマンとしてハードコア界に名を轟かせたジョシュ・スコギンの新バンドによるアルバム。歪んだギター音やネチネチした歌唱はグランジ・リヴァイヴァル勢とダイレクトにリンクするものだが、そこにやたらと跳ねたビートを足してしまうのだから始末が悪い。ニルヴァーナとビースティ・ボーイズを混ぜたら、期せずしてデス・フロム・アバヴ1979に接近した感じか? ジョンスペが嫉妬しそうだな!
bounce (C)長崎耕平
タワーレコード(vol.404(2017年6月25日発行号)掲載)