前作『3D』から約15年ぶりの待ちに待った新作!
2002年メンバーの1人、レフトアイの急逝という悲劇を乗り越え、T-ボズ、チリの2人で活動を続け、2013年にはデビュー20周年記念アルバム『TLC20』をリリース、2014年と2016年には来日公演を行った彼らが実に15年ぶりとなるファン待望の新作を遂に完成させた。メンバー自らが"最後のアルバム"と公言する本作は全音楽ファン必聴!杞憂するなかれ、TLC節満載です!
タワーレコード(2017/06/29)
1990年代に一世を風靡し全世界アルバム総売上6,500万枚以上というガールズR&Bグループとして史上最高記録を保持する伝説のグループ=TLC。2002年メンバーの1人、レフトアイの急逝という悲劇を乗り越え、T-ボズ、チリの2人で活動を続け、2013年にはデビュー20周年記念アルバム『TLC20』をリリース、2014年と2016年には来日公演を行った彼らが実に15年ぶりとなるファン待望のオリジナル・アルバムを遂に完成させた。メンバー自らが"最後のアルバム"と公言する本作は全音楽ファン必聴! (C)RS
JMD(2017/05/09)
15年ぶりの通算5作目。遺族側との関係もあってレフト・アイのラップは入っていないのは無念ながら、クラウドファンディングを後ろ盾に自主制作したこともあって、妙なモダン志向や懐メロ路線を強いられることもなく、T・ボズとチリがマイペースに自分たちの持ち味をシンプルに表現したという印象だ。彼女たちを聴いて育った理解度の高いクリエイター陣が、変わらぬメッセージと歌唱をバックアップ。過去の音源において〈第4の声〉を担ったデブラ・キリングスが多くの曲でコーラスに入り、レスリー・ブラスウェイトがエンジニアを務めるなど、DARPの血もしっかり注入されている。90年代リヴァイヴァルの風潮を横目にしつつ、リアルタイム世代のイメージにも応えた、ある種の理想的なラスト・アルバムだ。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.405(2017年7月25日発行号)掲載)